二木市に投入可能な戦力がタンタロス率いるブルート族の部隊しか無かったことから、不本意ながら出撃を承諾したゼル・ヴァダミー。 ハンマーを担ぎ揚々と司令室を出て行く、タンタロスの背中を見ながらゼルは思った。 滅びゆく者たちにはせめて清廉な死を与えてやりたかったが、それも叶わぬか。と