子どもの頃から危機感に追い立てられる人生だった。空が晴れていると焦りが湧いてきて曇り空のほうが落ち着いた 子どもの頃すでに両親と縁を切ることを決意していた。それは見返してやるとかじゃなく、すぐそこにある身の破滅への危機感から こんな人生を与えられて すごくよかったって今は思う
人間の自我の下には動物部分があり 上には霊的な部分がある、と考えたとき わたしには肝心の人間がなく 霊体と動物がお互いを認識して 『ふたりで生きている』 すると何が起こるか? 思い出が蓄積されない 自分の身の上に起きた出来事も 1603年江戸幕府みたいに どうにも他人事のようで