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四体液説とコミュニケーション

昨年末からひき続きのシュタイナー、今回は四体液説です。

シュタイナーはヒトの氣質を大きく4つのタイプに分けました。
①胆汁質
簡潔で単刀直入。目標には全力で突き進みやり遂げる。
革新。火のエレメント。
②多血質
軽やかで朗らか。切り替えが早い。次々に手を出す。
理想、未来。風のエレメント。
③粘液質
穏やかでおっとり。待つことも平気。氣に入った状態を変えようとしない。    
保守。水のエレメント。
④憂鬱質(黒胆汁質)
慎重で注意深い。同情的。必要以上に考えて行動に移せない。
現実。地のエレメント。

このうちの一つだけではなく、わたしたちはどれも持っています。
強く現れているのはどれかと考えるのが現実的。
時間差で(=状況によって)別々に現れることもありますよね。
あまり大きく偏ると、かんしゃくもち、暴力、落ち着きなさ、精神錯乱、無関心、無気力、意気消沈、うつ病などにつながります。

四体液説で興味深かったのは、シュタイナー教育での子どもとのコミュニケーションに活用しているところ(むしろそこから発達したのかもしれませんね)。
つまり、子育てにも応用できるということです!
もう少し早く知りたかった(笑)

胆汁質タイプのカギは、尊敬できる人。
多血質タイプのカギは、大好きな誰か。
憂鬱質タイプのカギは、つらい試練をのりこえた大人。
粘液質タイプのカギは、他の子どもたち。
子どもと大人の摩擦が少なくて済むコツの一つだと思います。

四体液説、とても面白いので本も読んでみようと思います。
『4つの気質と個性のしくみ』ヘルムート・エラー著
この本の”ベンチの上の帽子”というイラストがすごく分かりやすい!

そうそう、子どもの話でいえば、生まれてきた順番でその子の傾向を見るのも面白くて、話が尽きません。
第一子はああで、第二子はこうで、末っ子は、一人っ子は、という感じで、わたしたちは自分の性質を活かしやすい順番で生まれてきたそうですよ。

氣をつけたいのは、このような分類は、自分が偏って苦しいときに参考にしてニュートラルに戻すための目安の一つであって、絶対的なものではないということ。
長女のわたしでも、末っ子や一人っ子のようでいることはできるということなのです(笑)


こおろぎ ゆきこ
Holistic Roomはしわたし/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安https://fb.me/hashiwatashi.yk 

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