アーユルヴェーダとホメオパシー 2
こんにちは
ホメオパスゆっこです。
今日はアーユルヴェーダの続きで、残りふたつのドーシャであるピッタとカパについて。
最初のヴァータや五大元素(エレメント)についてはこちらの記事をご覧ください。
2 ピッタについて
エレメントは火と水で、代謝の質です。
真実を追求するとても知的な人で、チャレンジ精神も強い一方、完璧主義者です。
胃腸が強く食欲旺盛ですが、過ぎると消化器系の症状に悩まされます。
情熱的で腹を立てやすい傾向があり、感情の火が燃えあがるとすべてを破壊してしまうこともあります。
熱がこもりやすく、炎症になりやすく、暑い夏が苦手。
皮膚は赤っぽく、髪は薄い傾向です。
ピッタが過度に優勢なときは、水泳やウインタースポーツなど涼しい要素のある運動をしたり、視覚からの影響を受けやすいので、景色のいい場所の登山や散策もいいでしょう。
この体質が乱れやすいのは16~45歳、人生的に代謝がアクティブな年代です(この時期しか乱れないということはなく傾向と捉えてください)。
ピッタのバランスを取るためには、冷やすこと、食物や環境の質を上げること、リラックスしてネガティブな感情から遠ざかることです。
食べ物は、苦味、渋味、甘味のものが良いのですが、甘味は蜂蜜以外のものがいいでしょう。
また、酸味の発酵ものは避けましょう。
質の良い食事が大切なので、加工食品には注意してください。
ピッタさんに合うレメディーは
Bell. ベラドーナ、Bry. ブライオニア、
Merc. マーキュリー、Sulph. ソーファーなどです。
やっぱり燃え上がる系のレメディーですね。
主な根本体質はSulph. で、ティッシュソルトは、
Calc-s. カルクフォス、Ferr-p. ファーランフォス、
Kail-m. ケーライミュア、Kali-s. ケーライソーファーなどです。
Sulph. や Ferr. などの炎症系が多いです。
動物で言ったら、人間に寄り添える感情や知性、汗をかけないところが犬に通じるかな。
3 カパについて
エレメント地と水で、蓄積の質。
穏やかで忍耐強い物静かな性格で身体はがっしりタイプ。
動作も消化もゆっくりで太りやすい傾向。
頑固、鈍感、不活発で自己満足する傾向があり、変化や刺激が必要な人。
色白もち肌で、髪も柔らかい。
そして、寒くて湿った天候が苦手です。
カパが過度に優勢なときは、汗をかき脂肪を燃焼させる運動らしい運動が効果的です。
この体質が乱れやすい年代は16歳までで、全般にお子さんはカパが優勢です(この時期しか乱れないということではなく傾向と捉えてください)。
カパのバランスを取るには、代謝の活性です。
新しいことを始めて変化を取り入れること、冷え対策、水分を避けることなどが大切。
食べ物は、辛味、苦味、渋みのものが合っています。
甘く水気の多いもの、塩分が強いものは避けた方がいいでしょう。
そんなカパさんに合うレメディーは、
Calc. カルカーブ、Puls. ポースティーラ、
Nux-m. ナックスモシャータ、Op. オピウムなど。
主に、子どものレメディーや停滞のレメディーです。
主な根本体質はCalc. で、ティッシュソルトは
Nat-p. ナットフォス、Nat-m. ネイチュミア、
Nat-s. ナットソーファーなどです。
水分調節に重要な Nat. 系が主ですね。
動物なら、消化、ゆっくり、がっしりのイメージで乳牛かな。
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ご自身はどのドーシャが優勢でしたか?
身近な方々はいかがでしょう。
みんな3つのドーシャを持っていて、ヴァータとピッタ両方!という人もいますし、時期によって優勢のものが変わることもあります。
2つのドーシャが優勢な場合は、その2つに共通した対処から始めてみるといいですね。
ちなみに3つのドーシャが均等な場合は、バランスがとれている状態です。
小学校入学前までの体質を根本のドーシャとして、現在のドーシャとどう変わっているか(変わっていないか)を見ると、ご機嫌な自分へのヒントが見つかりますよ!
写真は上野動物園のトラさん。トラはやっぱりヴァータかな。
それではまた♪
こおろぎ ゆきこ
Holistic Roomはしわたし
/日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安
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