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巻頭号 まだはじまっていない

12年の年月を経て

『受験アスリートへの道』(エール出版、2012)も
※便宜上「理論編」とします

奮闘・検討の日々を通じて
書き換えの必要性を感じつつあります。

「理論編」に示した内容は間違いではないにせよ、
「過ごし方の参考書」と示した通りやや漠然感の強いものでした。
実際に取り組むべきものがもやもやとしていました。

その理由には
ひと・ときによって微調整が必要であることを挙げることもできますが、
実際は受験指導の駆け出しに過ぎなかった当時の私の限界を示すものでもありました。

今回も同じように
書籍化を試みても良いのですが、
書籍化を待っての公開では時間を要しすぎるだけでなく、

著者・編集者によるワンマンで終わるため

読者からの意見・批判・質問・相談等が得られ・経られるよう、
こちらのnoteを手段としました。

中学3年生とその保護者のみなさんは

常々決着のつかない悩みに苛まれ

どことなくかすっきりとしない毎日を過ごしていると思います。

受験生自身に決めさせるという方針も理想ではありますが、

情報の洪水も周囲の雑音も

本音・本心のじゃまになることが多々あります。

流れ続ける情報は
全部うそでも全部本当でもないというのがやっかいな時代なので

その点を今回のマガジンでサポートしていけたらと考えました。

「受験アスリートへの道」(実践編)

はじめていきたいと思います。

あ、
タイトルは「まだはじまっていない」でした。

この主語は「受験勉強は」です。

中学3年生の8月10日は

・部活動が終わって一段落
・まだまだクラブ・他の習い事は続く
・夏休み中の宿題けっこうあるね
・まわりが受験とざわつきだした
・高校を見てもいまいちつかめない
・いきたくないのに夏期講習
・夏期講習に忙しくさせられる
・でも遊ぶ時間もたっぷりほしい
・将来のことなんて決められないよ
・受験なんでなければいいのに

等々、
なかなかに無茶苦茶な時期なんです。

自分流の受検勉強スタイルが確立できるはずがありません。

静岡県に限定すれば

・学力調査に向けて
・2学期内申点あげなきゃ

と鼻息を荒げる大人も、
それに乗せられる中3生もいて

せっかく自分のペースで過ごせるはずの夏休みが
独自体験を紡ぎあげるトレーニングに勤しむべきはずの夏休みが
本人たちが気づかないうちに台無しになることさえあります。

じゃあどうしようか

という点について次回(第2号)の中で考えていきたいと思います。

※8月中は基盤づくり関連に注力します!

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このマガジンを購読すると高校入試本番までに取り組むべきことあるいは中学校卒業までに身につけるべき学力ほか人間力が少しずつ見えてきます。 塾・予備校というものに違和感のある方、基本的には自力で結果を出していきたい方の参考になるよう最善の知恵を絞らせて頂きます。

おおよそ 中学3年時 8月から年明け2~3月まで 受験生がどのように高校入試に臨むことが 自分らしい生き方の形成につながるのか。 …

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