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鉈と手斧の使い分けって何だろう。
子供達も冬休みに入り、一日中家で過ごしています。
ちび達が3人いれば屋内でじっと過ごしてくれる訳もなく、「外で遊んでくる」と飛び出してしまう事も度々です。田舎ですので車が通る道までは少し距離があるので切迫した危険がある訳ではありませんが、放置しておく訳にもいかず、庭でボケーっとしながらはしゃぎまわる子供たちを眺めていました。しかし、この季節は何もせずじっとしているとすぐに体が冷えてしまいます。いつもなら家に入ったり出たりを繰り返すのですが、何故か今日は”たき火したら暇もつぶせるし暖かくなるのと違うかな?”と妙な事を思いつきました。早速、敷地に隣接した杉林に枯れ枝を拾いに行き、ついでに3個ほど2㎏程の石を集めてきてたき火を始めました。枯れ枝は指2本分位までの太さなら難なく折れます。乾燥が不十分で綺麗に折れて離れない所はたき火に入れて焼き切れるのを待てば容易に切り離せます。小枝を用いたたき火なら刃物は要りません。腕位の太さの木や生木を扱いだすと鉈や手斧・鋸が必要になってきますが、生木や太い薪を使うと燃え尽きるまでに時間がかかるので、腰を据えてたき火をするとき以外は指位の太さの枝を主に燃やします。
ここで、普通は鉈と手斧の使い分けというか、鉈を好んで使う人と手斧を好んで使う人の違いって何だろうなと、実は結構長い間悩んでいるどうでも良い問題が頭の中でグルグル回り出しました。実際の所、鉈のできる事は手斧でもできるし、その逆もまた同じです。直径が30㎝を超えるような丸太でも、端から斫って行けば鉈でも薪に出来ますし、魚の腹を割く位なら手斧でも問題なく出来ます。ただ、手斧は篠竹や蔓を歩きながらスピードを利用して払うのは難しいです。しかし、手斧は刃渡りが短いので研ぐのはとても楽です。キャンプやたき火位に使う刃物としてはどちらを選択した方が良いのか。結論は”好み”と言う事になりそうですが、どうもスッキリしないなと思っています。