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犬だって病気になったり怪我もする

 共に暮らす動物は飼い主のスタンスによって扱いにかなり差があるのではないでしょうか?

 定期的なトリミングやボディケアを欠かさない方や、基本的にほったらかしな方。どのように関わるのが正解というより世話や躾に関しては、こうあって欲しいという願いと現実のバランスの問題だと感じています。

 人間と遊ぶことと、遊んでくれない人に対しては親の仇のように吠え続ける事が特技の我が家の愛犬ビーグル氏8歳。ペットショップで成犬にになってしまい投げ売りされていたのを、縁あって迎えました。
 我が家は定期的なグルーミングやケアのためにお店に連れて行くことはしません。異常を感じた時に動物病院に連れて行く位です。そんな飼育状況でも大した病気や怪我はなく過ごしてくれていました。まあ、遊びに来てくれた子供にのしかかろうとしてぎっくり腰になったり、尾っぽを振り過ぎて脱臼したりと病院のお世話にはなっていましたが…。

 今回は「何だか耳にブニブニしたものが出来てるな。」と思っているうちに大きくなってきて、「何だか重そうだな。」というレベルになっているのに触っても嫌がらないし身体を触っても熱があるような印象もない。食事も散歩も喜んでいて普段と変わった様子もない。いったい何だろうと思い病院に連れて行くと耳血腫と診断され、「外耳道はきれいじゃないけど病気がある訳じゃない。」と、根本的な原因が判らないことが説明されました。
 最初はステロイドと抗菌薬の投与で経過を見ていましたが、血腫が小さくならなかったので、穿刺して内容物を吸引し止血剤を注入して耳を包帯で固定されました。インターフェロンも注射され、1週間ほど経過をみて血腫が再形成されるようであれば、何か所か小切開して物理的に止血処置をするという事になりました。
 頭部を包帯でグルグル巻きにされ、カラーを着けられた姿はかなりの重症感があって、散歩中に「えらいことになってるけど散歩させて大丈夫なの?」と色んな方から声を掛けられ、そのつど経過を説明しないといけないので少し疲れましたが、我が家の犬のことまで気にかけてもらえていると感謝しています。

 実は、私は「明確な命に関わりそうな徴候は無いのでもう少し経過を見よう」と考えていたのですが、妻は「大したことなさそうだけど、見てわかる異常があるからすぐ受診させるべき」と、意見の相違がありました。
 普段はあまり飼い犬の病気や怪我をした時のことはあまり考えません。でも、確かにいつまでも無病息災という訳にはいかないのです。やはり、ある程度の対応について、家族で意見をまとめておかないといけないなと感じています。

 今のところ、カラーや包帯を嫌がって外したりはしていないのですが、治療が奏功するか否か気がかりです。


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