推薦図書「survival wedding」
こんな素敵なハッシュタグがあったので、ここらでブレイク。
「survival wedding サバイバルウエディング 」 大橋弘祐著
2018年7月期土曜ドラマとして、波瑠さんや、伊勢谷友介さん、吉沢亮さんが出演されていたのが記憶に新しいのではないだろうか。
私も毎週楽しみにしていた作品だ。
イントロダクション↓(一部公式ホームページより抜粋)
出版社勤務29歳の黒木さやか(波瑠)は、結婚を30歳の誕生日に控え、寿退社した。
しかし、婚約者の和也(風間俊介)の浮気が発覚し、結婚は破断、出版社に戻る為上司を訪ねるが前のポストは既に無く、クセモノ編集長宇佐美(伊勢谷友介)のいるファッション誌の担当になった。
さやかは編集長の宇佐美から半年以内に結婚できなければクビだと告げられ、婚活コラムを任されることとなった…。
ドラマで感銘を受けた私は本屋に駆け込んだ。
物語の中で、編集長である宇佐美はさやかの結婚の為に、様々な海外有名ブランドのマーケティング戦略や、ファッショニスタ達の教え、時には宇佐美自身の言葉を恋愛に応用し、恋愛テクニックを伝授していくのだが、その言葉が素敵で、深くて、仕事に恋愛に拗らせ気味のA子の心にグサッと刺さった。
名だたるファッショニスタ達の言葉、有名ファッションブランドの戦略、どれもとても素敵だったが、不思議と宇佐美自身の心からの言葉が最も心に響いた。
中でも好きな言葉を2つ紹介したい。
紆余曲折あり、祐一(吉沢亮)と良い感じになれたさやかだったが、心には何処か迷いがあった。そんな時に宇佐美がかけた言葉だ。
誰かに幸せにしてもらえるよう拝むんじゃなくて、人を幸せに出来る人間になれ。外見の美しさなんていつかは価値が下がる。でも、人を幸せにする力っていうのは歳を取っても価値が下がる事はない。
刺さる、突き刺さる…。
友人達との会話でも、勿論自分の口からも、「誰か幸せにして〜」とか「優しくして〜」とか言う類の言葉がついつい出てしまう。
だけどよくよく考えたら何故何時も自分が幸せにしてもらう前提なのだろうか?
幸せになりたいのならば自分が周りの人を幸せにしてあげれば良いのだ。
夢を追いかける夫や、彼なら「私があなたを養って、幸せにしてあげるわ!」くらいの心意気でぶつかっていけば良いのだ。
これからはこう生きようと誓った。
物語は佳境。
祐一の父が起こした会社の周年パーティーで2人の結婚、祐一のインドでの起業を反対されて自信を無くしたさやかと祐一に最終兵器としてマジシャンの格好をした宇佐美が現れて放った言葉だ。
今この瞬間からどんな選択をしてもいいんだ。どんな家に生まれたとか、どんな人生を送ってきたとか、男だとか、女だとか、歳がいくつだとか、そんな事は関係ない。最後に自分がこれからどうあるべきか自分によく聞いて自分で決める。そうすればどんな困難にぶつかったって乗り越えられる。大切なのは、どんな選択をするかじゃない、自分が選択した人生を強く生きるかどうか、ただそれだけだ。
宇佐美さん…泣
"今この瞬間からどんな選択をしても良い"
多くの人が世間体を気にして色んなことを押し殺して生きている現代、そしてその代表A子にとって心の鎖が切れたような言葉だった。
そして、さやかを想う宇佐美にも涙した。
A子は読書ノートの最初のページにこれを書き留めた。
この先もずっとこの言葉達と共に生きていくために。
走れ、GS✈️!