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【Timberborn】Emberpeltsについて【Mod】

本記事では、TimberbornのMod陣営である「Emberpelts」について書きます。

まだ全てを遊び尽くしていませんが、Emberpeltsに関する日本語の記述が少ないため、とりあえず書けそうなことから書いていきます。面白い陣営なので遊んでほしい。

なお、筆者は、公式マップ「蛇行」で、難易度ハードで遊んでいます。
序盤はピンチの時もありましたが、現在は安定しています。

ゲームが進み次第追記していきます。

※Emberpeltsは日本語訳されていません。この記事では、初出時は太字で原語筆者による日本語訳を示し、その後は日本語訳のみで表記していきます。あくまで筆者個人による翻訳である点には注意してください。

※重要?鉄道について
Timberbornに鉄道を追加できる「Choo! Choo!」というmodがあります。
さらに、これをEmberpelts陣営でも利用可能にする「Choo! Choo! Emberpelts patch」というmodがあるのですが、筆者はEmberpelts陣営での鉄道の操作中に何度かクラッシュを経験しています。

どんな動作が引き金になっているかは分かりませんが、筆者の個人的な経験上、列車の内容物を確認するために列車を選択しようとするとクラッシュすることが多いです。
クラッシュしたら、最新のセーブや、一つ前のセーブを読み込むことで問題なくゲームを継続できていますが、一応、注意点として記しておきます。

Emberpeltsとは?

Emberpelts(エンバーペルト)とは、SteamワークショップでBobingabout氏が配信している、ファンメイドの陣営です。
フォークテイル、アイアンティースに次ぐ、新たな陣営ということです。

配信ページ(Steamワークショップ)→ 【 https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3346318229  】

ゲーム内では、以下のように説明があります。

The Emberpelts have an affinity for red, and like to stay warm. Sometimes they just like to watch things burn.
They dont like getting their fur wet.
Their motto: hearts of fire

ゲーム内の記述より引用

エンバーペルトは赤を好み、暖かくしているのが好きだ。時には物が燃えるのを見るのも好きだ。
毛皮が濡れるのを嫌う。
エンバーペルトのモットー:火の心。

DeepLによる翻訳

フォークテイルが自然を尊敬し、アイアンティースが鉄と科学の力で発展するのに対して、エンバーペルトは炎を好む陣営です(emberは「種火」、peltは「毛皮」という意味)。

他の陣営にはない特徴を持っていますが、弱点もあります。
以下では、エンバーペルトの特徴を主に述べつつ、言及すべき弱点があれば付記していきます。

エンバーペルトの特徴①燃料の効率が良い!

エンバーペルトは、炎を好む陣営らしく、モノを燃やす方法を熟知しているようです。
丸太をそのまま燃やすだけでも他陣営より効率が良いのですが、エンバーペルトには、燃料として新たなアイテムが追加されています。
それが、charcoal(木炭)です。

木炭

木炭は、Kiln(窯)という施設で、丸太を加工して入手できます。丸太3本が木炭2個になります。
窯の建築には、Clay Pit(粘土採取場)で採れるClay(粘土)が必要です。粘土採取場の解放に科学ポイント100、窯の解放に科学ポイント200を使います。そのため、木炭を利用できるのは、少し余裕ができてからになると思います。

粘土採取場(左)と窯(右)

さらに、フォークテイルが有するバイオ燃料も使うことができます(fuelと表記されます)。木炭よりも効率の良い燃料として位置づけられています。ボットもこれで動きます。フォークテイル同様、精製所で作物と水を加工して生産できるほか、汚水と木炭を加工するレシピもあります。

まとめると、エンバーペルトは、丸太、木炭、バイオ燃料の3種の燃料を持っていることになります。

1-1.動力のための燃料

エンバーペルトは、アイアンティースにおけるエンジンと同様の施設を持っています。
燃料を投下して動力に変換する施設ということです。
炎を好む陣営であるエンバーペルトは、この施設の燃料効率が非常に良いです。

燃料施設は、「Small Engine(小型エンジン)」、「エンジン」、「Liquid Fuel Engine(液体燃料エンジン)」の3つあります。

左から、小型エンジン、エンジン、液体燃料エンジン

小型エンジンが最も安価で動力も少なく、液体燃料エンジンが最も高価で動力も多いです。エンジンは中間的な性能です。
進行度や需要に併せて建て替えることで、ムダなく動力を得ることができます。

具体的な性能は、以下の通りです。

小型エンジン … 丸太0.1本/hで250馬力
エンジン … 木炭0.1個/hで500馬力(丸太換算0.15本/h)
液体燃料エンジン … バイオ燃料0.5個/hで1000馬力

アイアンティースのエンジンが丸太1本/hで400馬力であることを考えると、驚くほど効率が良いです。
さらに、小型エンジンは序盤から建築可能(科学ポイント200、丸太20、板10、粘土12)なので、早期に工業化の第一歩を踏み出せます。

しかしながら、こうした燃料施設の充実と引き換えに、その他の動力施設のパワーは抑えられています。
風車も水車もありますが、フォークテイルやアイアンティースが有する大型のものは建築できず、あくまでサブ動力源としての活用に留まります。
回し車も、アイアンティースと同様の大仰なものです。

まさにここが弱点であり、動力は燃料施設への依存度が高くなりがちです。丸太は、燃料以前にダムや堤防の建材であり、また板や歯車の原料でもあるので、枯渇する事態は避けたいです。丸太不足に陥らないよう、植林場の拡充が重要になると感じました。

1-2.食料生産のための燃料

フォークテイルは、グリルやパン屋で作物を焼き上げるときに、丸太を燃料にします。
エンバーペルトも、グリルでは丸太を使いますが、パン屋では木炭を燃料にします。

左から、グリル、製粉所、パン屋
グリルの燃料効率はフォークテイルと同じ。

1回のパンの生産において、フォークテイルの丸太消費は0.1本ですが、エンバーペルトの木炭の消費は0.05個です。これを丸太に換算すると0.075本分になります。
丸太を木炭にするという工程は挟みますが、それでも効率が良いです。

しかし、ここにも弱点はあります。木炭を入手するのに手間がいる点と、パンの材料に複数の作物が必要な点です。簡単に言うと、序盤のパン屋の稼働はフォークテイルよりも弱いです。

エンバーペルトのパン屋は、木炭を燃料にします。木炭を入手するためには、粘土採取場と窯を建てる必要があります。ここで、合計300の科学ポイントと、建材として20の板を費やす必要があります(窯の建築後に粘土採取場を取り壊せば板は幾らか返ってきます)。パン屋で丸太をそのまま燃やせるフォークテイルにはなかった工程です。

さて、パン屋を初めて建てた段階で作れそうなのはApple Pies(アップルパイ)Stuffed peppers(スタフドペッパ―)です。
アップルパイは、小麦粉1、Apples(リンゴ)2、木炭0.05から5個の生産となっていて、木炭の入手や小麦の栽培・加工に加えてリンゴの採集も要求されます。リンゴは栗やマングローブの実のように木に生るため、植樹してから木が成長するまでの時間が必要です(木が成長してからは8日で5個採れるため、そこそこの効率になる)。
スタフドペッパーは、Bell peppers(ピーマン)1、Corn(トウモロコシ)1、Tomatoes(トマト)1、木炭0.05から6個生産できます。単純に3種の作物を要求されるうえに、計3個投入して焼き上がりは6個なので、効率が良いとは言えません(フォークテイルは小麦粉1からパン5個を生産できます)。

フォークテイルは小麦と製粉所とパン屋さえあれば序盤でもパンを大量に焼けるため、それと比較すると、燃料効率自体は良いけれども、その他の点では弱体化していると言えるでしょう。ここにおいては、熟練農家であるフォークテイルに軍配が上がりそうです。

とはいえ、フォークテイルのパン屋のバケモノじみた効率との比較なので、劣って見えるのは当然という見方もできます。エンバーペルトのパン屋も、そもそも燃料効率が良い点や、中盤以降にメープルシロップを入手できればより効率の良いパンが生産可能になる点など、フォークテイルのパン屋に負けない魅力を持っているのは確かです。

総括すると、エンバーペルトのパン屋は、燃料効率が良くなった代わりに、序盤のパワーを抑えられている、ということになります。

エンバーペルトの特徴②水を汲まなくていい!

大袈裟な表現ではありますが、しかし、最終的に、エンバーペルトは飲料用の水は汲まなくても生活できるようになります。

詳しく説明すると、エンバーペルトは、アイアンティースにおける搾油機のような施設を持っています(Pressという施設で、見た目は搾油機と同じですが、ここでは圧搾機と呼ぶことにします)。
この圧搾機で作物を搾ると、ジュースを作ることができます。たとえば、Apple juice(リンゴジュース)や、Tomato juice(トマトジュース)などです。
このジュースを飲むことで、水分を含む3種の幸福度を満たすことができるのです(水分、ジュース、原料にした作物)。
エンバーペルトは水に濡れることを嫌うので、貯水池から距離を置いて生活できるのは嬉しいかもしれませんね。水生作物もないので、極論緑地さえあればオッケーです。

圧搾機(奥)と、ジュースと原料(手前)
左から、Beet and Radish juice(根菜ジュース)、トマトジュース、リンゴジュース、Corn juice(コーンジュース)。コーンジュースのみ水が必要。

中盤にジュースの存在に気づき、実験的にリンゴを大量に植林してポンプを停止してみたところ、リンゴジュースのみで水分補給が可能でした。
ポンプを停止しているため、天災(旱魃と悪潮)時の水位の低下を抑えられます。
難易度ハードだと、天災の期間が延びていく中盤においては、特に有効な作戦なのではないかと思います。

とはいえ、緑地のための治水工事は必要なので、ゲームの基本を壊してしまうわけではありません。
干からびたら、ジュースの原料になる作物も死んでしまいます。

この作戦の注意点は、生活基盤が確立していないと成立しない点にあります。
水なしで生産可能なジュースは、リンゴジュース、トマトジュース、根菜ジュースの3つですが、これら全てについて、原料となる作物を生で食べることができます。
つまり、食料生産が足りていないと、ジュースにするはずだったリンゴやトマトにまで手をつけてしまい、ジュースが生産できなくなる、という事態に陥ります。

そうなったら素直に水を汲めばいいだけなので、そんなに痛手ではありません。
しかし、それも水があればの話です。天災の期間はどんどん延びていくので、緊急時に飲料水を手に入れられるよう、ダムやポンプの建築は怠らないようにしましょう。

なお、さらにゲームが進むと、鉱山の稼働やバイオ燃料の生産に水が必要になるので、多少なりとも水を汲むことになります。飲料水というよりも、工業用水という感じです。

エンバーペルトの特徴③終盤に強い建物が多い!

エンバーペルトは、強力な建物を複数有しています。具体的には、フォークテイルの汚水装置、アイアンティースのナンバークランチャー、またエンバーペルトに特有の液体燃料エンジンなどです。

小型エンジンやエンジンでナンバークランチャーの稼働を安定させたら、稼いだ科学ポイントで鉱山やボット工場、汚水装置、液体燃料エンジンなどを解放して、どんどん工業化を進められます。
特に汚水装置と液体燃料エンジンのコンボは強力で、汚水装置で採取した汚水を精製所でバイオ燃料に変換し、これを液体燃料エンジンで燃やせば1000馬力得ることができます。
これらの施設はケガ率が高いため、ボットに任せたいですね。ボットを働かせるために科学ポイントを稼ぎたいし、ボット素材を安定的に供給するために鉱山を開発するのも良いです。

といったように、終盤にもできることが多く、街の発展も目を見張るものがありました。

まとめ

エンバーペルトはファンメイドの陣営ですが、完成度が非常に高いです。ゲームバランスの維持はもちろん、濡れることを嫌う種族としてのキャラクターをうまくゲームに落とし込んでいると感じます。
燃料主体の工業がしたい人、ジュースを飲みたい人、天災を乗り越えた先で更なる発展を遂げたい人には、ぜひオススメしたい陣営です。

最終更新 2025/1/29
ゲームが進み次第追記します。

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