家を建てる(橋本真典)

家を建てる(橋本真典)

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品質へのこだわり

床板が張られ、いよいよ建前(たてまえ)の準備が整って来ました。 この段階での木造住宅の天敵は「雨」。 木材が濡れてしまうと、カビの原因となる他、木材の強度そのものが低下してしまう為、絶対に濡らすわけにはいけません。 そこで、雨や夜露が予想される現場では、手間をかけてシートやフィルムによる養生を丁寧に行ないます。 この養生をしっかりと行なっている会社には、安心して工事を任せる事が出来ます。 今週末の雨にも、「木が濡れちゃう」とドキドキすることなく、枕を高くして眠れそうです。

    • 設計は続く

      建築現場は、毎日の様に姿を変えていきますが、その合間にも家具の仕様、電気配線、色決め等の打ち合わせが、デザイン監修の伊藤先生、高橋先生を混えて、毎週の様に行われています。 ここで妥協してしまうと、「あの時こうすれば良かった…」と一生悔やむことになりますので、細かな所まで徹底的に議論を重ねていきます。 毎回打ち合わせが終了するとぐったりしてしまいますが、気持ちの面では充実感に満ち溢れた時間でもあります。 自分の住まいをデザインする楽しさを、後3ヶ月間、目一杯満喫したいと思い

      • 基礎コンクリートの施工

        建物を支える基礎コンクリートを造る作業が、朝早くから行われました。 朝から気温は28℃❗️、日中の最高気温は33℃と予想される厳しい環境の中で、安全、品質を確保しなければならない皆さんの努力には、感謝しかありません。 作業の花形と言えるコンクリート打設作業の一方で、品質を担保するための品質管理作業も、キッチリと行われていました。 今週は、台風次第で工程が大きく変更になりそうですが、安全第一の施工をお願いしたいと思います。

        • 基礎の施工(掘削&型枠)

          通勤路を変えて、毎日の現場チェック(笑) 地盤が非常に良い土地なので、杭等で建物を支える必要はないのですが、ちょっと深く掘ると水が湧き出してくるので、作業は結構大変です。 炎天下の中、地味な作業が続きますが、しっかりとした建物は、しっかりとした基礎があってこそなので、魂が込められた作品を期待しています。

          いよいよ着工

          遂に工事が始まりました。 炎天下での作業に頭が下がります。 暑さをものともしないみんなの笑顔に「仕事って良いな〜」と、今更ながら再認識しています。 入居予定は今年の年末。 完成まで、無事故での施工をお願いします。

          地鎮祭

          家を建てようと思ってから、ずいぶんと時間が経った様な気もするが、あっという間だった様な気もしている。 なかなか時間が取れない自分に合わせて、休日や時間外での打ち合わせを厭わずにお付き合い戴いたスタッフには、心から感謝している。 それにしても、社員の福利厚生を兼ねたサウナや、いざという時のシェルター、とにかく「ズボラ」な生活を送ることができる工夫等々、無理難題ばかりのリクエストが図面&完成パースになってみると、もうワクワク感しかない。 同級生でもある宮司が司ってくれた地鎮祭

          着手秒読み

          いよいよ、自宅&社員の福利厚生施設に、シェルター兼用倉庫を組み合わせた「はしもとの合築」設計プロセスが、最終段階に来ました。 設計監修をお願いしている、名古屋工業大学大学院の伊藤先生の研究室にお邪魔して、リモート打合せだけでは調整しきれない部分を詰めようと、リアル打ち合わせを行なってきました。 基本コンセプトの部分は、1mmたりとも揺らいではいませんが、家具や備品の位置のみならず、間取りそのものがあっちに行ったり、こっちに行ったりで、設計を始めてから1年が経ってしまいました。

          お泊まり体験

          「はしもとの家モデルハウス」で、宿泊体験をしてきました。 ストレートな感想は、「早く住みたい」の一言に尽きます。 使い易い動線は元より、木の香り、雨戸を締め切っても明るい室内、主張し過ぎない音響、足裏から伝わる温もり、冷えたビール😄…五感全てに心地よい空間でした。 欲を言えば、室内が明る過ぎて、昼寝にはちょっと…という点と、色々な設備が最新過ぎて、還暦世代にはついていけない(オンラインカタログをスマホで見ようとすると、文字が小さすぎる)…という事が気になった程度でした。 設計

          設計は続く

          基本設計&デザイン監修の伊藤先生が、焼津での第2回詳細設計打ち合せに、研究室の学生さん達を連れて訪問してくれました。 「はしもとの合築」は、自分の住まいに関わる部分と、社員の福利厚生施設との複合施設。 社員との交流を打ち出したい自分と、プライベートを守りたい家族、社長の存在を感じたくない?社員に加え、社員同士のみなならず、地元住民との交流も視野に入れている伊藤先生の思惑が入り乱れ、本当に面白くてワクワクする打ち合わせになりました。 中庭スペースの活用方法に、開放的なデンマーク

          第1回詳細設計打合せ

          基本設計が終了し、いよいよ詳細設計がスタートしました。 社員や周辺住民との触れ合いを前面に打ち出したい自分と、プライベート空間を大切にしたい家族とのせめぎ合いで、火花がバチバチと飛び散り、打合せ時間はお昼休憩を含んで5時間❗️ 設計&コーディネーターのみなさん、最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。 母屋の方では、脱衣カゴを置く位置から遡って部屋の配置まで変更したり、収納を大増設したり… 福利厚生部分では、女子はTシャツ短パンスタイルで、男性と一緒にサウナに

          第1回詳細設計打合せ

          第3回打合せ

          灼熱の名古屋で行われた3回目の打ち合わせ。 プロジェクト名称も「はしもとの合築」に決定した。 自宅と社員の福利厚生施設をくっつけ、さらにはゲストハウスと地域交流の機能までをも持たせてしまおうという大胆な計画に、家族の猛反対を覚悟していたが、「良いんじゃない」の一言であっさりと承認。 いよいよ、これから詳細設計に突入することとなった。 詳細設計段階では、朝起きた時から寝る時までの生活をシミュレーションしながら、生活動線上の様々な要素を決定していく。 また、福利厚生ゾーンでは、

          第2回打合せ

          だいぶ間が開いてしまいましたが、第2回目の設計打ち合わせが行われました。 間の開いた最大の理由は、伊藤先生のデンマーク王立アカデミーでの在外研究❗️ もちろん、リモートの時代ですので、てんこ盛りのリクエストお送りして、構想を煮詰めて頂きました。 そして、先生の帰国に合わせて、名古屋での打合せとなった次第です。 打ち合わせの席に鎮座する模型が、あまりにも素敵で、目が星に🤩 太陽光パネルを目一杯搭載できる屋根形状、部屋の追加、ヌックの追加、スロープの具体化、シェルター兼用地

          第一回打ち合わせ

          今回の自宅はもちろん「はしもとの家」で建てるということで、デザイン監修をはしもとの家の生みの親である名古屋工業大学大学院の伊藤先生にお願いさせて頂いたところ、快く引き受けて頂いた。 数週間後、当方からメールさせて頂いた「ザックリ構想」をベースにしたラフ図が出来たとのご連絡を頂戴し、早速先生のオフィスにお邪魔して、第一回の打ち合わせを行なった。 先生の構想は、ある程度予想をしていたとはいえ、「想像を超えたぶっ飛び方」で、これって自宅?と呼べるのだろうかと、一瞬たじろいでしま

          まずは基本構想

          自宅を建てるに当たって、まずはどんな家を建てたいのかを、イメージすることとした。 自分が子供の頃は、毎月のように「仕事の衆」と母が言っていた社員達が自宅に上がり込んで宴会をしていて、子供心に「早く大人になって、宴席に加わりたいなぁ~」と、その光景に憧れていた。 しかしながら時代は移り変わり、今時の社員達に宴席を強要するわけにはいかないし、そもそも酒気帯び運転は絶対NGということで、宴会を前提とした間取りは考えないこととした。 とはいえ、なんとか福利厚生を兼ねた、社員達とのちょ

          家を建てようと思った

          今年になってから、週末は必ず会社で仕事している。 自宅マンションにも、大画面モニターを設置したワーキングデスクを設置していて、会社に行かなくても仕事はできるはずなのに、会社に行ってしまう。 何故なら、会社の方が快適だから… 住宅の建築を生業(なりわい)としている自分が、これではNGに決まっている。 …という事で、家を建てる事とした。 土地は、自分が生まれ育った、旧本社の跡地。 今では更地となり、次の主人(あるじ)を待っている。 今年の年末はいよいよ還暦。 新居で還暦を迎えら

          家を建てようと思った