010|だいじょうぶ、今日も、たたかえる
こんにちは!福島ファイヤーボンズ・橋本尚明です!
まだまだ寒い日がつづきますね。お体どうかご自愛ください。
さて、2月12日の試合! チームにとって今年初めての負けでした。連勝は9でストップです。
悔しい気持ちになりながらも、試合後ツイッターを見ていた時、福島ファイヤーボンズ社長の西田さんのツイートに目がとまりました。
ぼくも全く同じ気持ちです。
これまで調子が良かったからと、今回の負けを偶然と片付けてしまうのはとても危険です。
原因が何だったのか。きちんと向き合い、次の試合に向けて準備を進めることをあらためて決意しました。
とは言うものの自分を追い詰めすぎてもいけません。
チームの順位は2位。ファンの方からも
と声をかけていただきます。
怪我から復帰した後、なかなか本調子まで戻すのは難しかったので、今の結果に対しては一定の満足度を感じています。
油断はできませんが、ここまで持ち直せた自分を、きちんと認めたいですね。その一方で
と、ぼくの精神的なところを注目してくださる方もいらっしゃいます。
とても嬉しいのですが、正直、これについては胸を張って「つよいです!」とは言えません。
イヤなことがあったら普通に落ち込みますし、超人的なメンタルということはないと思います。
でも、自分を「普通」だと思うからこそ、気持ちを整えるために大切にしていることがあります。
今回はそのための「習慣づくり」についてお話させてください。
今までのnoteでは、誰かのおかげで強い自分でいられた話をしてきましたが、今回は”自分”が自分のために何をしているかをお話させていただきます!
習慣づくりから始まった、プロ生活
言うまでもなく、相手チームは本気でぼくらにぶつかってきます。
これに対してその場で「がんばるぞ」という意気込みだけでは、太刀打ちしきれないことがあります。
その怖さを、ぼくはプロ1年目から感じました。技術も気合いも学生時代の選手たちとは全く違う。
バスケを仕事にした以上、
と思って焦り始めていました。
そんな時、周りの先輩たちから勉強させてもらったのが「練習前後のワークアウト(自主トレ)」です。
どれも基本的な練習で、ハードさは感じませんでした。
ただその代わり、先輩が繰り返し言っていたのは
ということです。
スポーツに「習慣」が大事なことは言うまでもありませんが、バスケは特にそれが顕著です。
他のスポーツに比べ、咄嗟の判断や動きが求められる競技だからです。自然と「いつもの自分」が引きずり出されます。
「いろいろと考えて準備して」という時間がないんです。
だから、いい習慣ができていないと、ここぞという時でミスが出たり、ベストなプレーができなかったりします。
学生時代はここまでのことを考えたことがなかったので、プロに入ってからは心して習慣づくりに励みました。
メニューは毎日同じ。シュート練習など負荷がそこまでかからない練習を繰り返しています。
数ヶ月つづけると
と、少しずつ自分に自信が湧いてくるようになりました。試合中での反応もずいぶん良くなった気がします。
具体的な成果も生まれていることもあって、今ではやらない方が不安なくらいになっています。
カンタンな習慣から、自分をつよくしていく
「いつもの自分」でいることはバスケに限らず、仕事や勉強などいろんなシーンでも求められることだと思います。
困難や勝負に立ち向かうために、何かひとつ、やってみたいことをお考えの方は習慣づくりを試してみてください。
例えば
といった具合です。
毎日が難しければ、例えば、毎週つづけることから始めてみるのもいいと思います。
ぼくはアスリートなのでどうしてもトレーニング的な要素がつよくなってしまいますが、第2話であったような、日常生活の整理整頓も「いい習慣」にはつながると思います。
自分の心を整える「習慣」。それは
という気持ちにさせてくれる大切な行動のひとつ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
【PROFILE】
橋本尚明(はしもとなおあき)
1992年、愛媛県松山市生まれ。大学在籍時は新人戦にて最優秀選手賞とアシスト王を獲得。その他、西日本選手権、関西学生選手権で優勝を経験し、関西学生選手権と関西学生リーグ戦では優秀選手賞を受賞するなど実績を積む。
その後、2015年に大阪エヴェッサと契約。主力選手として活躍。プレーオフにも出場。2017年、富山グラウジーズへ移籍。主にシックスマンとして、チームのB1残留に貢献した。
2018年には横浜ビー・コルセアーズへの移籍。アメリカの伝統的スポーツ用品メーカー・スポルディングと、ブランドアドバイザー契約を締結。
2021年、島根スサノオマジックへ移籍するもシーズン中盤に故障により離脱。現在は福島ファイヤーボンズと契約。
福島ファイヤーボンズの詳しい情報はこちらから!