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ディズニー実写映画「ムーラン」を演じる「刘亦菲(リウ・イーフェイ)」をご紹介します。

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。昨日は、資生堂が中国の女優「刘亦菲(リウ・イーフェイ)」をブランドイメージキャラクターに起用したことをご紹介しましたが、本日はその刘亦菲のことを詳しくご紹介したいと思います。

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刘亦菲は1987年8月生まれ、湖南省出身の女優です。1995年、8歳の時に「中南商都第2届童花杯童装模特比赛(子供服ファッションショー)」に参加し、1,800名もの参加者の中からグランプリにを獲得しました。1997年、母親の仕事の関係で、刘亦菲は母親と共にアメリカへ移住し、アメリカ国籍になりました。2002年、中国に帰国した彼女は、「北京电影学院(北京芸術大学)」に入学し、同年、ドラマ「金粉世家(華の家族)」に出演したことがきっかけで、芸能界にデビューしました。そこから数多くの名作に出演し、第6回中国金鷹テレビ芸術祭で「金鷹女神賞」にも選ばれました。

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気品よく、清楚感あふれる刘亦菲は80年代、90年代生まれの中国人ならば誰もが好印象を持っている女優です。ここで、彼女が出演した名作を3作ご紹介します。

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(1)民国ドラマ:金粉世家(華の家族)

この作品は中国で何度も再放送され、日本でも放送され大人気となった名作です。北洋軍閥内閣総理の御曹司である「金燕西(ジンイェンシー)」が平民の娘「冷清秋(レンチンチュー)」に思いを寄せるが、一方で、金家と裏で権力を争う大富豪のお嬢さんである「白秀珠(バイシュージュウ)」は金燕西に片思いをする、という民国時代を舞台に、した権力と愛情が複雑に絡み合う三角関係を描くドラマです。刘亦菲は大富豪のお嬢さんである「白秀珠」役を演じました。この作品は彼女のデビュー作で、当時の視聴率は平均視聴率7.1%(通常、中国での平均視聴率は3.5%)を記録し、中国人なら誰もが知っている作品となりました。

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(2)武侠ドラマ:天龍八部(てんりゅうはちぶ)

天龍八部は、中国の有名作家「金庸(ジンヨン)」が書いた武俠小説の1つです。何度もリメイクされるほどの名作で、刘亦菲は2003年にこの作品に出演しました。この作品は、3人の若者を中心に、親の世代が残した確執に運命を翻弄されるそれぞれの生き様を描いた、11世紀末宋代の中国大陸を舞台にした物語です。刘亦菲は清楚で美しい、才能に溢れる絶世の美女「王语嫣(ワンユーイェン)」役を演じました。あまりにも美しかったので、この役をきっかけに、彼女は「神仙姐姐(仙女お姉さん)」と呼ばれるようになりました。また、この作品は台湾で記録的な視聴率5.69%(台湾の平均視聴率は中国と同じく約3.5%)を記録し、当時まだ若手女優だった刘亦菲の知名度がいっそう高まりました。

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(3)武侠ドラマ:仙剑奇侠传(Chinese Paladin)

この作品は、中国のPCゲームをドラマ化にした作品です。ゲームの主要ストーリーをベースに、感動的なラブストーリーやアクション要素を加えた大ヒット作です。漁村で育った少年「李逍遥(リーショウヨウ)」は、自分を育ててくれたおばさんの病気を治すため、「仙靈島(シェンリンドウ)」へ訪れますが、そこで美少女の「趙靈兒(ジォリンアー)」と出会い、恋に落ちます。しかし、李逍遥は騙されて、「忘憂散(ワンユーサン)」という全てを忘れてしまう薬を飲まされ、一旦は趙靈兒のことを忘れてしまいます。けれども紆余曲折して、また再び出会うという恋物語です。刘亦菲は、天真爛漫な南诏国プリンセス「趙靈兒」役を演じました。この役も視聴者から高い人気を集め、作品自体も人気が高く、続編もリリースされています。

※続編は、過去の記事で紹介した「中国の演技派女優「唐嫣(ティファニー・タン)」が出演しています。

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刘亦菲は女優だけではなく、歌手としても活動しています。実は日本でも歌手デビューしていて、2006年7月に、デビューシングル「真夜中のドア」を発売、テレビアニメ「出ましたっ!パワパフガールズZ」の第1期エンディングテーマに採用され、同年9月、日本語版のアルバム「All My Words」を発売しました。収録曲「世界の秘密」はチャンネルNECOで放送された武侠ドラマ「神鵰侠侶(シェンデューシャーリュウ)」のエンディングテーマに採用されました。

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さらに、刘亦菲は中国や日本だけではなく、ハリウッドでも活動するようになりました。2007年、彼女は米国の大手芸能事務所「ウィリアム・モリス・エージェンシー」社と所属契約を結び、米中合作の武侠カンフー映画「功夫之王(ドラゴン・キングダム)」にヒロインの「金燕子(ジンイェンジー)」役で出演し、ハリウッドデビューを飾りました。この映画に出演したのは、超有名俳優の「成龙(ジャッキー・チェン)」「李连杰(ジェット・リー)」で、皆さんもご存知ではないでしょうか??なんという豪華俳優陣だろう。。。(笑)

刘亦菲が出演する映画の興行収入も凄いです。「ドラゴン・キングダム」の中国国内の興行収入は1.85億元(日本円約27億8,000万円)で、海外は1.28億ドル(日本円約136億円)だったのです。彼女が演じた「金燕子(ジンイェンジー)」役は当時、「ハリウッドIMDB(※)」の新人ランキングの中で「世界で最も人気の役第1位」に選ばれました。もちろん彼女の人気はそれだけではなく、いかに人気が凄かったのかを証明するデータがあります。百度の検索エンジンで彼女に関するワードを検索する人が数多くいて、2008の1年間で計11.34億回です。そのため、彼女は「百度で最も話題性のある女優」に選ばれました。また、2019年彼女が主役を務めるディズニー実写映画「ムーラン」をきっかけに、「ハリウッドの専属レポーター」が選んだ25名のハリウッド新人の中の一人にも選ばれまています。

※IMDB:Internet Movie Databaseのことで、毎月平均2,000万人が利用するアマゾン傘下の映画評論サイトです。

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以上、刘亦菲の紹介でした。彼女が出演した映画作品は他にもたくさんあります。どれも興行収入の高い作品ばっかりで、1回の投稿では紹介しきれないほどです(笑)。国民から高い支持を得ている彼女が資生堂のブランドイメージキャラクターになったので、全世界の幅広い消費者にリーチできることは間違いないでしょう。

気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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