「4か月&独学」で簿記論に合格した新卒1年目社会人⑤(番外編)~【筆者の自己紹介(2)】~
こんにちは。あおです。
前回に引き続き、筆者の経歴についてご紹介します。
この記事では、税理士試験に挑むきっかけなども書いてあります。
※勉強法とスケジュール管理については次回の記事でまとめますので、筆者のプロフィールはどうでもいいよ~という方は、この記事は読まずにYouTubeでもみましょう(笑)
前回の記事はこちらから↓
大学時代(4年生)
就活は3月が勝負
大学4年生になり、いよいよ本格的に就活がスタートしました。
と言いたいところですが、実は4年生の最初のほうで僕の就活はほぼ終了していました。
なぜなら3月からES提出や面接が始まっていて、4月には最終面接が終わって内定をもらえたからです。
内定をいただいた後は、どうしても受けたかった1社だけ就職活動を続けていて、そのほかの企業は辞退しました。
結局、残った1社は最終面接直前で落ちてしまったので、一番最初に内定をいただいた企業に就職することになります。
就活は主に地元メーカー企業に絞っていました。
理由は以下の通りです。
自分は何としても転勤したくないマンだったので、大企業でも勤務地が全国にほぼ存在していないところを探していました。
その結果、たどり着いたのがメーカーでした。
今となってはIT系とかに就職して、手に職がつけられるような仕事ができたらよかったのかなと思うときもありますが、現職が経理なのでそれなりに満足しています。
話は戻って、3月はとにかく毎日ES提出&web説明会&面接の3拍子でした。
この1か月が勝負でしたね。
よく、受験は最後の1か月どれだけ頑張れたかによって合否が分かれるといいますが、それは就活でも同じだった気がします。
なんとなく就活は大学4年生(4月)になってからというイメージがありますが、それを本番とするなら1か月前の3月が頑張り時なのです。
面接で言った希望職種はウソ
どの企業でもよく、
「希望する職種はありますか?」
と聞かれていたのですが、その時は「営業です!!」と答えていました。
はい。うそです。
営業なんて1ミリもやる気がありませんでした(笑)←営業の仕事が好きな方にはごめんなさい。
僕はしゃべること自体は嫌いではないのですが、交渉はとても苦手です。
自分が本当に必要だと思うものじゃないのに売るという行為は絶対にできないと思っていましたし、売価交渉とかなんてもってのほかだと思っていました。
そのため、就職先が決まってからは
「営業って言ったけど、やっぱりどうしてもいやだな・・・なんとかほかの職種になれる方法はないかな」
と思い、様々な職種を調べました。
調べてみると、人事や生産管理、調達などいろんな職種があることを知りましたが(今更過ぎる)、どれもしっくりこず消去法で経理を選びました。
この選択が今思えばベストだった気がします。
経理になるためにはどうするえばよいのかをまずはネットで調べたところ、
「簿記2級がいいですよ!」
という記事を多数見受けました。
そして、内定先の人事の方にも「経理になるために事前に勉強しておいたほうがいいことってありますか?」と確認をして、同様の回答をもらったので7月から簿記2級の勉強を本格的に始めることにしました。
簿記2級を勉強して会計に適性があることに気づく
7月から勉強を始めるにあたって、直近の試験はいつ受けられるのかを調べていたのですが、僕の時にはテストセンターでいつでも受けられるようになっていました。
また、その場で合否を出してくれるとのことだったので、それならわざわざ年に3回の会場で受ける試験じゃなくてもいいなと思い、8月末に試験日を設定して勉強を開始しました。
結果、2か月弱の勉強期間で簿記2級に合格することができたのですが、この時に
「あれ?もしかして簿記、結構適正あるんじゃないか?」
と思い始めます。
そしてそのままの勢いで簿記1級も勉強しようと思ったのですが、これまたネットで調べるとかなり難しそうな内容だったのと、原価計算がメインぽかったのでとりあえず今はいいやという結論になりました。
(※解釈違ってたらすみません。)
ただ、大学4年生の期間が暇すぎて何か勉強はしていたいなと思っていたので、このタイミングで簿記論に手を付けています。
しかし特に簿記論を取得したとしてもいいことがあるかもわからず、試験日も平日であることから
「有給取れなかったら受けれないんだし、今勉強する必要ないな」
と判断して、一瞬で勉強をやめました(笑)
入社後の工場実習で病んだおはなし
簿記2級を取った後は残りの大学生活を楽しんで、無事社会人となりました。
そしてメーカー特有の研修である、工場実習が始まります。
ここで早速社会の厳しさを味わうことになります。
実習先の班長がとんでもなくやばい人でした。
思い返すだけで吐き気がしてきますね。
実際、その時は過呼吸気味になることが多く病院に何回も言っていました。
ある日、仕事終わりに家に帰った瞬間、涙があふれてきてしまい
「あ、もうこれは限界だ。このままだと自分は壊れてしまう。」
という風に思い、その場ですぐに班長のさらに上の方に電話で事情を説明しました。
その後、人事とも面談をして最終的には班長を変えてもらうことができ、残りの工場実習は穏便に済ますことができました。
(ちなみに後日談ですが、このやばい班長は工場でもかなり有名な人だったらしく、しばらくして会社で見ることはなくなりました)
穏便にとは言ったものの、仕事中いつも頭の中はモヤモヤしていました。
モヤモヤの中身は以下の通りです。
特に2つ目の配属先が決まっていないことに対する不安はとても大きかったです。
もし営業になったらどうしよう。勤務地が地元以外になってしまったらどうしよう。
毎日、いろいろなパターンの未来を想像しながら悶々とした日々を過ごしていました。
そしてある結論にたどり着きます。
「よし、いざとなったら転職できるように勉強しよう」
最初の上司がやばかったこともあって、うちの会社って結構やばめな人が多いかもしれない。新卒1年目だけどすでに転職したい。
というメンタルになっていました(笑)
そこからは転職するなら資格でアドバンテージをとれる職種しかないと思い、改めて経理になるための資格をネットで調べました。
そのとき、会計事務所に転職するときは税理士試験の科目合格が有利に働くことが多いという記事を目にします。
「これだ!!いきなり難関試験に合格するのは難しくても、科目合格なら可能性は十分にある!」
すぐに簿記論の参考書を買いあさって、勉強を始めました。
4月からだったので試験日までは4か月ほどしかありませんでしたが、毎日6時には起きて朝に1.5Hやってから職場に行き、定時に上がってから家で可能な限り勉強をしていました。
その結果、短期間で簿記論を独学合格することができました。
まとめ
結局のところ、工場実習がおわったあと、無事第一希望の経理に配属され大変なことはありつつも充実した日々を送ることができています。
なので今すぐ転職をしたいわけではないのですが、ゆくゆくは会計事務所で働いてみたいと思っているので今は財務諸表論の勉強をしています。
僕が税理士試験を受けたきっかけは転職がしたいという動機でした。
ただ、それだけではなくて工場実習のころに成長している実感が全くない自分が嫌で、少しでも他社の人に負けないように頑張っていると思い込めるように勉強を頑張っていたのかもしれません。
負の気持ちをエネルギーに変えて勉強を頑張れたわけですが、それなりに短い期間だったのでもちろん闇雲にではなく、スケジュールはしっかり立てていました。
また、どうしてもモチベーションが下がってしまいそうな時期もありましたが、勉強が継続できるような仕組みを作ることにも工夫をしました。
そこで次回の記事では
をまとめようと思います。
長い長い自己紹介記事を読んでいただきありがとうございました!