勉強が「面白い」と感じるのはどんな時?
こんにちは。あおです。
最近は週20時間くらいの勉強をコンスタントにできるようになったのですが、それは昔よりも勉強が「面白い」と感じられるようになったからだと思っています。
では、どんな時に面白いと感じられるのでしょうか?
実体験をもとに考えた結果、以下の結論となりました。
①これまでできなかったことができるようになった時
②自分の持っている知識の意味・使い方が分かった時
①これまでできなかったことができるようになった時
この面白さはRPGとよく似ていると思います。
強いボスキャラとバトルして一度は負けてしまったとします。
そこから次に勝つためにはどうすればいいのかを考えて、レベル上げをしたり装備品を強くしたりして再度バトルして勝ったときに面白さを感じるでしょう。
勉強でも同じです。
初見で解けなかった問題を2回目以降解けるようにするためにはどうすればいいのかを考えます。
その中で足りない知識を補ったり、もう少し簡単な問題から解きなおしてみることで、改めて解けなかった問題に挑んで解けたときに面白さを感じます。
注意点:重要な条件
ここまでは割と当たり前のことを書いたのですが、この面白さを体感するために重要な条件があります。
それは、「何かを我慢してでもできるようになりたい」と思える情熱があることです。
例えば、学生時代の頃は「志望校に合格したい」「クラスでいい順位を取ってみんなから褒められたい」などのように勉強の目的が多少なりともあったと思います。
しかし、社会人になってから何かしらの勉強をすると、すぐにこう思うようになりました。
なんとなく周りが勉強しているから、英語が喋られる方がかっこいいから。といったふわっとした理由だと、自分の貴重な休み時間を我慢してまでできるようになりたいと思えません。
そのため、僕は税理士試験や実務の勉強は続けることができていますが、英語の勉強は全然続きません。
社会人になってから5回は挫折したと思います。
できないことをできるようにするときには、必ず何かを犠牲にする必要があります。
具体的にはお金や時間です。
明確な勉強目的を持たずに勉強をして、すぐに挫折してしまうのは払った犠牲に見合ったリターンではないと判断しているからです。
これは決して悪いことではありません。
むしろ何も考えずに勉強をして、ふとこれまでを振り返ったときに「何百時間も勉強していたけど何のためだっけ?」となってしまう方が問題です。
最近の筆者の場合
最近は毎日6時前には起床して、朝に1.5時間は必ず勉強できるようになったのですが、それは勉強の目的が明確になり、自分の時間を犠牲にしてもできるようになりたいと思えるようになったからです。
税理士試験であれば、消費税法を今年で必ず取らないといけない理由が明確になりました。(詳細はここでは割愛します)
実務だと、将来ずっと税務という分野で仕事ができるように自ら進んで勉強をしたいと思えるようになりました。
「早起きするためにはどうすればいいの?」「勉強を続けるためにはどうすればいいの?」
というような手段にフォーカスされた質問に対する答えがネットでは多く見受けられますが、そもそも勉強したい理由は何ですか?というところを明確にすることが大事です。
↓上記のことを詳しく書いた記事です。
②自分の持っている知識の意味・使い方が分かった時
もう一つの面白さは、すでにインプットされている知識の意味や使い方がわかったときに感じることができます。
これは最近、消費税法の勉強をやり直しているときにとても感じています。
具体的には1年目の勉強では理論マスターをただ丸暗記することしかできていませんでした。(そもそも暗記できていた題数もとても少なくて恥ずかしいですが・・・)
しかし勉強2年目の今は問題を解くときに「理論マスターのこの部分のことが問われているよなー」と考えたり、理論マスターを読みながら「この文章はこの前のあの問題の論点だったな」という風に一度インプットした条文の意味・使い方がどんどんわかるようになってきていて、それがとても面白いと感じています。
①の面白さをベースにしながら②の面白さも追い求められたら最高
①と②、それぞれの面白さを感じながら勉強をするのが理想だと思っています。
最初のうちは①だけで十分です。解けない問題を解けるようにするために必要な知識をインプット→アウトプットを繰り返して解けるようになった→面白い!!!
これで十分です。
ある程度いろいろな範囲を勉強してくると、だんだん論点ごとの共通点やつながりみたいなものが見えてくると思います。
そのときに②の面白さも追及してみてください。
僕のおすすめはテキストを読み返すことです。
消費税法の勉強で今はテキストを読み返していますが、1年目の時に先生に大事といわれたポイントを見返していると、これまで解いてきた計算問題とのつながりがわかったりして、自分の知識の使い方がわかるようになるのをひしひしと感じています。
これは税理士試験に限った話ではないと思うので、ある程度その勉強科目の全体像を把握できたらもう一度テキストを読み返すと②の面白さを感じることができると思います。
ありがとうございました!