見出し画像

【勉強法】「わからないこと」が何かを「わかる」


こんにちは。あおです。
仕事でも勉強でもそうですが、始めて学ぶことはいつだってわからないことだらけだと思います。
そんな中でもすぐにその分野の知識を身につける人と、そうでない人の違いは何でしょうか?


僕は、「わからないこと」が何かを「わかっている」人だと思います。
今回は、「わかる」という単語を3つに分けて上記のように結論付けた理由をご説明します。




「わかる」には3種類ある


新しい分野を学ぶときに「わかる」には3種類あります。

  1. 「わからないこと」が何かを「わかる」

  2. 1で「わからないこと」だった何かの内容・ロジックが「わかる」

  3. 「わからないこと」を「わかる」に変えるための手段が「わかる」

混乱しそうな文章ですね(笑)
具体例を交えながら順番に説明します。


①「わからないこと」が何かを「わかる」


例えば、本を読む中で「AだからB」という文章が出てきたとします。
このときあなたはその文章を理解できなかったとします。
なぜ理解できなかったのでしょうか?

  • AもしくはBの単語の意味がわからないから

  • AだったらCだと思っていたから

  • AからBにつながる意味が分からないから

いくつか理由があると思いますが、その理由が明確であれば、「わからないこと」が何かをわかっている状態です。
つまり、あなたが文章を読むうえで躓いてしまったポイントがどこかを自分の言葉で言語化できる状態ということです。


どんな分野の勉強でも最初から躓かずスラスラと学習が進む人はいません。
必ずどこかでわからない文章が出てきます。
その時に「なんとなくわからないな。そのうちわかるだろう」とするのではなく、「文章のこの部分の言っている意味がわからないな。」と言語化できる人は学びのスピードがとても早いです。
なぜなら「わからないこと」が何かをわかっているので、あとはその「わからない」を「わかる」に変えるために何をしなければならないのかを考えればいいからです。


②「わからないこと」だった何かの内容・ロジックが「わかる」


これは先ほどの文章の最後に書いたことで、皆さんが一番イメージの付く「わかる」ですね。
ですが、ここの「わかる」は自分で考えて答えにたどり着くパターンと、誰かに教えてもらうパターンがあります。


当たり前ですが、自分で考えて答えにたどり着くパターンのほうが自分の知識になります。
なぜなら、自分の中で「わからないこと」を「わかる」に変えるパズルを最初から最後まで完結させているからです。
一方で、誰かに教えてもらったときはそれが中々できません。
誰かに教えてもらったことを再現しようとしたときに、「あれ、あの時は理解したんだけどわかんなくなっちゃった」ということはよくありませんか?
それは、「わかる」に変えるためのパズルの組み合わせ方を誰かに教えてもらっていたからです。


つまり、「わからないこと」が何かはわかっていたが、それを「わかる」という状態に持っていくための思考回路を自分で生み出すことができていないので、再現が中々できないということです。


③「わからないこと」を「わかる」に変えるための手段が「わかる」


ここで大事になってくるのが、「わかる」ためのパズルの組み合わせ方を探す方法を「わかる」ということです。
もちろん最初のうちはわからないと思います。
しかし、「わからないこと」を「わかる」に変える経験の中で、自分が「わからなかったこと」を「わかる」に変えることができた理由は何かを常に考えている人は、すぐに③の「わかる」の領域に達します。
一方で、わからないことがあったときに自分で考えないで誰かに聞いたり、すぐに答えを見る人は③の「わかる」がいつまでたっても身に付きません。


「わからないこと」がわかっていないと、覚えることでしか解決できなくなる。


記事の冒頭で新しい分野を学ぶときに大事なのは「わからないこと」が何かを「わかっていること」と書きましたが、その理由は、これができないといつまでたっても丸暗記でしか問題の解決ができなくなるからです。


「わかる」には3種類あるとお伝えしましたが、そもそも①の「わかる」ができないと②③の「わかる」は当然できません。
誰かから説明を受けても、何をわかったかがわからないからです。
この状態だととりあえず結論を覚えるしかなくなります。
「AだからB」という文章を見たときに、「あの本にAだからBって書いてあったからそうだよな」という解決方法しかありません。


そうすると、新しく理解できない文章が出てきたときに「よくわからないけどCだからDって覚えておくか」という思考になってしまいます。



重要なのは①と③の「わかる」


3種類の「わかる」のうち、実は②の「わかる」にいたるまでのスピードは重要ではありません。これは知識や経験を積むことで自ずと早くなるからです。一方で①と③の「わかる」は長期的な目線で見たときにとても大事になります。
難しい分野になるほど、②の「わかる」に至るまでのステップは複雑になります。この時に自分の知識が足りないのか、それとも知識の組み合わせ方がわからないのかを理解し、その足りない要素を満たすための手段をわかっている人は、応用が利きます。


新しく学ぶ分野を素早く理解する人は、②の「わかる」に到達するまでの最短ルートを常に走っているので、その分だけ様々な問題に取り組むことができ、結果として広い範囲でその分野を理解できるようになります。


ということで、とても抽象的な文章となってしまいましたが、改めて結論としては、「わからないこと」が何かを「わかる」ことが1番大事です!!






いいなと思ったら応援しよう!