まちのスモールストア「西町十貨店」がはじまりました。
2024年11月から西町十貨店が始まりました。
オープンのきっかけは?
これまで、暮らりという拠点の運営をしていました。ひょんなことから暮らりの隣が空き家となることになり、使わせていただけるという話になりました。しかし、当時は何をするか明確に決めたわけではないですが、拠点としているところの隣で良い雰囲気の建物だったとりあえず借りさせてもらうことになりました。
1年間で何をするかの事業計画をたてて、形になりそうであれば本格的に賃貸させていただく契約で話が進み、なんとか一年以内に事業計画の目途がつき、オープンに至りました。
デイサービスを運営して感じたことは、当たり前ではありますが「いま」介護に関係のない人には立ち寄りにくい空間や機能であるということでした。
人数が少ないうちは比較的入りやすい状態ではあったと思いますが、利用者さんやスタッフの人数が増えてくるとどうしても、外部の人が入りずらい空気感ができてしまいます。
もっと介護に関係をもっていない人であっても、私たちの法人の取り組みに関わっていただける方と接点を持ちたいなと思っていた時期でもありました。
どのような機能なのか?
小売りと飲食機能のある小さなお店です。誰でも気軽に立ち寄れるコミュニティスペースとしての機能がメインになっています。
スーパーにはないちょっといいお菓子やおやつが買えたり、休憩がてらコーヒーなどを飲むこともできます。2階は訪問介護事務所にもなっているので介護や生活のことでも気軽に相談に乗らせてもらうことも可能です。
小さいながらも多様な機能を持たせた空間になっています。
これからどのような場へ?
人間というのはいろんな肩書や役割の中で自分らしさというのを保っているのだと感じます。加齢や障害によりいろいろなことが難しくなってくるということはその人の今までの役割が少なくなってくるということです。
西町十貨店という、曖昧な空間を通して、一時的でもいいのでほっとできる時間を提供できるようにしていきたいと思っています。
まだまだ始まったばかりということもあり、今まで関わらせてもらった方々との接点がほとんどの状態です。少しずつ今まで関わりの無かった方々にも来てもらえるようにイベントの企画やチラシなどで知ってもらえるように取り組んでいきたいと思っています。