見出し画像

this is funk!!!!!!! Parliament / Mothership Connection

どうも。神保町の音楽LOVERのGです。

前回、Kがグライムを紹介していたので、ボクも便乗してロック以外のジャンルを紹介したいと思います。

今日、紹介するのはファンクミュージックの名盤、パーラメント(Parliament)の『Mothership Connection』。

そもそも、ファンクミュージックってどんな音楽なの?と思った方へ、すごく雑に簡潔に答えますよ。10代20代30代の方、ブルーノ・マーズとか在日ファンクがやってるような粋なリズムの音楽です。40代以上の方、ジェームス・ブラウンとかプリンスとか久保田利伸がやってる粋なリズムの音楽です。

雑ですね…。ごめんなさい…。


ただ、正直な話、色々うんちくを並べるよりイメージ掴んでもらいやすいかなと思って…。

でも、一応うんちく並べてみますね。

Wikipediaの説明によると、ファンクは1964年ごろにジェームス・ブラウンおよび彼のバンド(後のJBズ)のメンバーが中心になって、その原型が形成された。その後、ベーシストブーツィー・コリンズが、ジョージ・クリントンによりPファンクに招かれ、Pファンク黄金時代を築き上げた。一方、1970年代初頭サンフランシスコから、白人・黒人混成バンドスライ&ザ・ファミリー・ストーンが登場し、彼らのロック的要素を取り入れたファンクが、白人にも受け入れられるようになった。またこうした過去の曲が、ヒップホップなどで21世紀に入ってからも、多数サンプリングされている。そしてソウル/R&B、ブルース、ジャズを土台にし、アフリカ音楽などの要素を取り入れ発展していった。ファンク・ミュージックの大きな特徴は、1拍目を強調した16ビートのリズムとフレーズの反復を多用した曲構成である。リズムはファンクを特徴づける大きな要素であり、強調され、ためのあるベースライン、冗長ではなくストイックなリズムギター、分厚いホーンセクションなど、演奏楽器の多くがファンクビートを形成している。これにワウワウギターやクラヴィネット、コンガ、ボンゴが加わることもある。ギターにはカッティングという奏法が多用される。バンドや楽曲ごとにさまざまな特徴があるが、1980年代後半にはニュージャックスウィングやグラウンド・ビート、ハウスなどの台頭により、ファンクは勢いを失っていった。その後は、アフリカやラテン系のリズム、レゲエの要素を取り入れるなど、ジャンルを超えてファンキーな音楽は生き続けている。

長いな~~。

ただひとつ間違いなく言えることそれは、『過去から現在に至るまで廃れることなく、世代交代にも見事に成功している立派な音楽ジャンルのひとつということ』です!!

そんなファンクミュージック史における最重要人物の一人が、今回紹介するパーラメントの創始者であり中心人物ジョージ・クリントン。

1941年7月22日、アメリカ合衆国 ノースカロライナ州に生まれ、ニュージャージー州で育つ。床屋で理容師として働く傍ら、仲間たちとドゥーワップ・グループ、ザ・パーラメンツを結成。その後、紆余曲折あり、ピアノ、キーボードを大きくフィーチャーし、宇宙観の表現を重視する【パーラメント(Parliament)】とジミ・ヘンドリックスの影響を受けたサイケデリック・ロックに近いサウンドを展開する【ファンカデリック(Funkadelic)】という2つのファンクバンドで活動。その構成メンバーによるファンクミュージックを指す音楽ジャンル、またこの音楽集団のことを総称して“Pファンク”と呼ぶ。

ジョージ・クリントン氏、こんなルックスです。

ファンキーですね。完全にヤバい人ですね(笑)

若いころ。スタイルは悪くないかな(笑)

それでも最近はかなり落ち着いてきました(笑)

凄く個性的な人ということはなんとなく伝わったでしょうか??

あと、彼は歌が下手です。楽器も演奏できません。楽譜も読めません。

でも、カリスマミュージシャンなんです!!

なぜなら、彼には他者には無い圧倒的な人望と統率力、それと音楽的思想があるのです!なので、彼の周りには高いスキルと個性を持った一流のミュージシャンが次々と集まってくるのです。

以上が、一癖も二癖もある音楽集団“Pファンク”の概要です。

なんか今日はカロリー消費するな…。

そして今日紹介するのが、“Pファンク”の中でも特に評価が高く、ファンクアルバムの金字塔ともいえる作品『Mothership Connection』。

このアルバムはとにかくなにも考えずに、流れてくる音楽のリズムに身を任せていると、と~っても気持ちがいい。それもそのはず、参加メンバーはブーツィー・コリンズ 、バーニー・ウォーレル 、コーデル・モースン 、ゲイリー・シャイダー、グレン・ゴインズ、マイケル・ハンプトン 、ティキ・フルウッド 、ジェローム・ブレイリー 、ゲイリー・クーパー 、フレッド・ウェズリー、メイシオ・パーカー、マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、ジョー・ファレル 、カルヴァン・サイモン、ファジー・ハスキンズ、グラディ・トーマス、レイモンド・デイヴィスなど、現在でもポップミュージック史に名を残す名ミュージシャンばかり演奏・骨格がとてもしっかりしている。アルバム全体を通して効果的にシンセサイザーが使われていて、宇宙っぽい浮遊感が味わえるのと同時に、一音一音にミュージシャンの魂がしっかり込められているので、人力による泥臭いグルーヴもたっぷり味わうことができるとても贅沢な内容となっています。

でも歌っている内容は、ジョージ・クリントンの頭の中のファンタジー。スター・チャイルドとかドクター・ファンケンシュタインとかサー・ノーズという架空の戦士がファンクのために戦ったりするお話です。

実は一人一人のキャラクターにちゃんとした設定とか意味があったりもするのですが、それはまた別の機会に。

まずはなにも考えずに純粋に音を楽しんで聴いてください。
音楽IQが高い馬鹿どもが真剣にふざけて作った最高のファンクミュージックですよ。


あっ、そうだ!あと、ライブ映像も楽しいので暇なときにでも是非観てくださいね!

ハデハデな衣装着た人たちが沢山でてきたり、オムツ姿の人がギター弾いてたり、宇宙船がでてきたり、とてもテンションが高くて楽しいステージですよ!

宇宙を旅している途中でふと地球が恋しくなったときには
これ聴いてリズムとって身体揺らして士気を高める。

そんな聴き方がおススメです。

神保町で働く音楽好きによるディスクレビューなど。 洋・邦、ジャンル、年代関係なく、グッときたものを縦横無尽に駆け巡ってご紹介していきます。