朝にコーヒーを飲む幸せ

コーヒーを飲むのが好きだ。一日に2杯か、3杯、コーヒーを飲む時間が幸せ。夕方以降は飲まないと決めているので、朝に1杯、昼に1杯、15時頃にも、もしかしたらあと1杯。夜、寝る時は、朝にコーヒーが飲めることを心待ちにしながら布団に入る。なぜ、そんなに好きなのだろうか。自分でもよくわかっていない。もしかしたら、飲むことよりも香りのほうが好きなのかもしれない。

なかでも、休日は起きてすぐに飲む。それがまた幸せだ。仕事のある平日はそうはいかない。出発する時間が決まっているから、それに間に合うように、歯を磨いて、シャワーをして、寝癖をなおして、シートマスクをして、日焼け止めを塗って、プロテインを飲んで、サプリを飲んで、バナナを食べて、キウイを食べて、ゆで卵を食べて、ナッツを食べて、チーズを食べて、もう一度、歯を磨いて...朝、出発する前の色んな準備を終えてから、ようやくコーヒーが飲める。コーヒーを飲んだらすぐに出発だ。

でも、休日はそういうのをすっ飛ばして、起きて歯を磨いて、常温水をコップ1杯飲んだら、すぐにお湯を沸かしてコーヒーをいれる。どれだけゆったりしていても大丈夫。全く時間を気にする必要はない。だから、休日は朝から楽しい。本当は起きてから1時間ぐらいはカフェインを摂らない方がいいそうだけど、7日のうち6日はそうしているから、1日ぐらい気にしない。

コーヒーは豆を買ってきて、ミルでゴリゴリと挽いて、コーヒー粉をお湯に注ぎ、ドリップして飲むのが好きだった。でも、旅先ではそんなに道具を持っていけない。

そこで、最近、好んで飲んでいるのが、ネスカフェのゴールドブレンド。ここにきて、インスタントコーヒーを愛用している。最近、よくYouTubeで視聴しているミニマリストの人がゴールドブレンドを気に入っていて、あっという間に影響を受けた。ちょっと前まで「インスタント？ないない」と思っていたけど、人間の価値観は簡単に変わる。

その変化はおそらく「味」というよりも、ブランドに対する愛着だと思う。例えば、ぼくはユニクロとか無印良品とかが好きだけれど、それらはシンプルで格好良いと感じるから。コーヒーに関しても、そのYouTubeの人が自分の考えを持ってゴールドブレンドを飲んでいて、物を持たない（ドリップするには少なくともミル、ドリッパー、サーバーが必要）という観点から、自分も好きになった。ゴールドブレンドが好き、というよりも、ミニマリストの人が好きだから好き、というこれはもう所謂「推し」の世界ではないか。

それからゴールドブレンドを毎日のようにスーパーで探すようになる。もちろん、どのスーパーにも置いてあるのけど、旅のお供にするのに80gは少し大きい。すると、ある日、30gのミニサイズが売っていて、ワクワクしながらカゴに入れた。

仕事柄、車を頻繁に運転する。1時間運転したら交代とか、長距離移動だと、2時間運転したら交代、とか、それが日常だ。

なので、眠気を飛ばす為にも、運転前にコーヒーを飲む。高速道路のサービスエリアで交代することが多いので、タンブラーにゴールドブレンドをササっと入れて、お湯だけ「お茶コーナー」のところで頂戴する。それをやり始めた最初は、ドリップバックだったので、なかなか滴らない。たまにお湯が出過ぎて粉が溢れてタンブラーが粉まみれになることがあった。その点、ゴールドブレンドはお湯にサッと溶ける。シンプルで速い。

そんな感じで今朝もコーヒーを飲みながら文章を書いた。次に飲めるのはお昼。楽しみだなあ。

2024年09月29日（日）矢板

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