tweet的感想文『戦争と人間「完結編」』2020/10/9
商人魂に感服!
国家総動員法ができるあたりから、ノモンハン事件を経て第二次世界大戦に突入する直前までの話。
それまで、軍隊とはちょっと距離を取っていた伍代由介が、国家総動員法たできるのを知り、軍が主導権を握り日本が戦争に突き進むのは不可避と判断するや否や、いの一番に軍に近づき商売をしようとするその態度。彼の第一の目標は会社の利益を上げることであり、自分の主義、主張、周りの評価は二の次なのだろう。これがもし、軍と距離を取る事に固執していたら他企業に遅れを取り利益をあげられないだろう。
ここから学ぶべきは、日々の生活で常に目標を意識しておく必要があるという事。周りからのノイズは色々あるけれど、その度ごとに心が揺らいでいたらまっすぐ歩けない。だから目標設定は大切であり、そして常にその目標が妥当かどうかチェックする必要もあると思う。
それにしても、最前線からボロボロになって戻ってきた時の北大路欣也の表情。本当に戦争してきたみたいな、生きることだけを考えた獣のような、絶望したような表情は凄い!
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