ALTA-E-3.3.2 (K2) コンポーネントの再利用性を確認する際に考慮すべき要素を説明する


再利用可能なTAS成果物

TASの再利用とは、製品ライン、製品フレームワーク、製品ドメイン、プロジェクトファミリーで(任意のレベルのTASアーキテクチャの)TAS成果物を再利用することを指す。再利用可能なTAS成果物には、以下が含まれる。

  • モデル化されたテストの目標 、テストシナリオ、テストコンポーネント、またはテストデータ(の一部)

  • テストケース、テストデータ、テスト手順、またはテストライブラリ自身(の一部)

  • テストエンジンおよびまたはテストレポートフレームワーク

  • SUTのコンポーネントやインターフェースのアダプター

再利用性を高めるために考慮すべき要素

再利用の方向性はTAAが定義されるときに既に確定しているが、TASは以下によって再利用性を高めることができる 。

  • TAA(テストアーキテクチャ)への準拠: 再利用可能なTASは、TAAに沿って設計されている必要があります。TAAが変更された場合は、それに合わせてTASも更新する必要があります。

  • 文書化: TAS成果物を詳細に文書化することで、他のプロジェクトで理解しやすく、再利用しやすくなります。

  • 品質の担保: 再利用するTASは、正確かつ高品質であることが求められます。品質が低いTASは、誤った結果を生み出す可能性があり、再利用の妨げとなります。

  • ライフサイクル全体での考慮: 再利用性は、TASの設計段階だけでなく、開発、運用、保守の全ての段階で考慮されるべきです。

練習問題

  • Question #17 (1 point)

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 1.3

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 1.3

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス
テスト自動化エンジニア
Version2016.J01

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