ALTA-E-2.1.1 (K4) テスト対象システムを分析して適切な自動化ソリューションを判断する


主な考慮事項

SUTインターフェース

  • 自動化テストは、SUTを操作するためのインターフェースが必要です。UIコントロール、ソフトウェアインターフェース、通信レベルのインターフェース(TCP/IP、USB、独自のメッセージングプロトコルなど)。

  • SUTの構造によっては、特定のレベルでテストに利用できるユーザーインターフェースが存在しない場合がある。その際は、カスタムのソフトウェアインターフェースが必要になることがあります。

サードパーティ製ソフトウェア

  • SUTにサードパーティ製ソフトウェアが含まれている場合、そのソフトウェアのテストも必要になることがあります。

干渉のレベル

  • テスト自動化によってSUTに与える影響の度合いを「干渉のレベル」と言い、自動テストのためにSUTに対して行わなければならない変更の数が多いほど、干渉のレベルも高くなる。

  • 干渉のレベルが高いほど、誤検知のリスクが高まりますが、単純な自動化が可能です。

異なるSUTアーキテクチャ

  • SUTのアーキテクチャによって、適切な自動化ソリューションが異なります。異なるアーキテクチャを扱うには、ハイブリッドな戦略が必要になる場合があります。

SUTのサイズと複雑度

  • SUTの規模や複雑さによって、適切な自動化アプローチが異なります。

  • 小規模で単純なSUTには、単純なアプローチが適しており、大規模で複雑なSUTには、複雑で非常に柔軟度の高いテスト自動化アプローチが適しています。

  • 複雑なSUTでも小さく単純なものから始めるのが適切な場合もあるが、これは一時的なアプローチとすべきである。

いくつかの要因(サイズと複雑度、ソフトウェアインターフェースなど)は、SUTが利用できるようになってから明らかになるが、テスト自動化の開発はSUTが利用可能になる前に開始すべきである。
その場合、いくつかの事項を見積る必要がある。または、TAEが必要なソフトウェアインターフェースを指定することもできる。

SUTがまだ存在しない場合の対応

要件に基づいた自動化候補の選定

  • 機能や非機能要件を元に、自動化すべきテストケースを特定します。

ソフトウェアインターフェースの設計

  • アーキテクチャや設計に基づいて、テストをサポートするソフトウェアインターフェースを設計します。

練習問題

  • Question #3 (3 point)

  • Question #4 (3 point)

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 1.3

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 1.3

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス
テスト自動化エンジニア
Version2016.J01

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