TA-3.2.2 (K4)境界値分析を適用して、特定の仕様アイテムを分析しテストケー スを設計する。
境界値分析(BVA)
概要
境界値分析(BVA)は、テスト対象の値の境界上にある値を適切に処理していることを検証 するテスト技法です。順序付けられた同値パーティションの境界値に注目することで、効率 的なテストケース設計を実現します。
適用
すべてのテストレベルで適用可能
順序付けられた同値パーティションが存在するテストケースに適している
多くの場合、EP技法と組み合わせて使用される
例:数値範囲、文字列長、ループ実行サイクル数、配列要素数、メモリサイズ、アクテ ィビティ継続時間
制限/注意事項
境界値分析の正確性は、同値パーティションの正確な識別に依存するため、EP技法と同 様の制限を受ける
テスト対象の値を正確に決定するために、有効値および無効値の精度に注意する必要が ある
順序付けられたパーティションのみを使用できる
有効な入力の範囲に制限されるものではない
カバレッジ
カバレッジ = テスト済みの境界条件数 / 識別された境界条件数
パーセンテージで表される
検出できる欠陥の種類
境界のずれ、または欠落
余分な境界
境界値の処理に関連する欠陥
特に、「より小さい」および「より大きい」のロジックのエラー
非機能欠陥(例:同時ユーザー数制限)
練習問題
Question #9 (3 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストアナリスト
Version 3.1.1.J03