TA-3.2.4 (K4)状態遷移テストを適用して、特定の仕様アイテムを分析しテスト ケースを設計する。
状態遷移テスト
概要
状態遷移テストは、テスト対象が定義された状態間を有効な遷移によって移動できることを検証するためのテスト技法です。イベント発生によって状態遷移やアクション実行が起こります。状態遷移図や状態遷移表を用いてテストケースを作成します。
適用
状態と状態間の遷移を持つソフトウェア
組込みソフトウェア
Webソフトウェア
トランザクションソフトウェア
信号機制御などの制御システム
制限/注意事項
状態の特定が困難な場合がある
複雑な状態遷移モデルではテストケース作成が困難になる
テストツールが必要になる場合がある
カバレッジ
0スイッチカバレッジ:すべての状態に滞在し、すべての遷移を少なくとも一度は通過
Nスイッチカバレッジ:長さN+1の遷移シーケンスをすべてテスト
ラウンドトリップカバレッジ:ループ状の遷移シーケンスをすべてテスト
無効な遷移もテスト対象
検出できる欠陥の種類
イベントタイプ/値の誤り
アクションタイプ/値の誤り
初期状態/終了状態の誤り
必須状態への遷移不可
余分な状態の存在
遷移の実行エラー
無効な遷移の実行可能
ガード条件の誤り
練習問題
Question #12 (3 Point)
Question #13 (3 Point)
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス日本語版
テストアナリスト
Version 3.1.1.J03