[ChatGPTと仲良く]感想文「宇宙よりも遠い場所」
ChatGPTと仲良く
この活動(アニメの感想)を続けていくにしたがって感想文が長くなってきた。
そこで、ChatGPTにテキストを「要約してくれ」と、食わせてみることにした。
読み手に簡潔なモノを提供する、という主目的意外に、原文の論理的つながりが悪いところなどが判断できるという副次的効果があった。
あとは匂わせやわかりにくい例え、私が衒学趣味的に使ってしまう一般的誤解と辞書的用法の相違のある表現(例:役不足 とか 斜に構える とか)などは、ChatGPTくんは一つもわかってはくれない。
このアクションは、わかりにくい文章を書かない、というトレーニングにはいいのかもしれない。
以下、
プロンプト
ChatGPTの出力
実際の本文
の順に記載する。
お題は、アニメ「宇宙よりも遠い場所」の感想文とする。
プロンプト
制約条件に従って、[視聴の動機][感情の推移][総括]の3つのパラグラフにまとめてください。各パラグラフは300字以内にまとめてください。
制約条件
重要なキーワードを取りこぼさない。
文章の意味を変更しない。
架空の表現や言葉を使用しない。
(以下省略)
出力
視聴の動機
「宇宙よりも遠い場所」の魅力を感じ取った視聴者は、直感的に物語が好きで、オープニングの音楽や絵の描き方にも注目しています。また、彼の興味は物語だけでなく、物語が連想させる他の作品や現実の出来事にも広がっています。彼はまた、キャラクターの行動や彼らの背景についても深く考えています。
感情の推移
物語が進行するにつれて、視聴者は演出やキャラクターの内面描写に感動し、続きが気になります。彼はドラマの熱意や勇気に共感し、人生の重要なメッセージを見つけます。彼はまた、登場人物たちが直面する問題やその解決策について考えることで、自身の経験や感情との関連性を探ります。
総括
視聴者は、物語全体を通じて好意的な感情を持ち続けており、そのテーマやメッセージを深く理解しています。彼は自分自身をアウトサイダーと規定し、その視点から物語を理解しています。物語がアウトサイダーの体験を描いていることを評価し、これが彼自身の美学や人生観と共鳴していると感じています。さらに、彼はこの物語を他の人々に共有したいと願っています。
本文
以下 視聴時の時系列順の感想文
宇宙よりも遠い場所 1話
これですよ。私が好きなのは。
好きな感じのヤツは1話目から面白い。
あまり我慢せずに自分の直感に従うのが吉なのかもしれない。
続きもきになるな~
クラムボンのミトさんのオープニングも素敵。
絵の描き方について、特に学校の室内にいるときに
彩度が抑えられた塗り方をしている。
これは、来たる「南極の鮮やかさ」の前振りなんだろうな、とニラんでいる。
宇宙よりも遠い場所 2・3話
今のところすべての演出が好き。
あとは、花澤香菜さんはいつもフツーの女の子みたいですごいなと思う。
いつもってそんなに知ってるわけではないけど。三月のライオンくらい。
2話のプロットは、
行き詰った若者が短絡的な解決策を企て、それが露見して新宿歌舞伎町を全力疾走で逃走する話。
そこで流れる劇中歌。演出がとてもいいですね。
でもこの話は、漫★画太郎の「ハデーヘンドリックス物語」※だな、と思った。
※金に困ったバンドマンが楽器屋に泥棒に入って、それが露見して警察に包囲される話。
要するに、青春ものの一つのひな形であるということだ。大好きだ。
3話のはしごで夜訪ねてくるところとかも、本当に熱くなるところ。
人生を動かすには少しの勇気と行動が必要なのだな。
高評価レビューがアツイ。私も大好き。
暴力・犯罪・グロと私が嫌いだといっているものが含まれているが、画太郎先生は好きなのだ。
宇宙よりも遠い場所 4~7話
私は昨日、宇宙(そら)よりも遠い場所 だったことを知った。
うちゅうじゃないのね
でも引き続き楽しんでみている。
トラブルの前振りが丁寧なので、
私などは、回収されるまでの滞空時間を無意味にザワザワしてみてしまうことになっている。
こういうのは、もう少し私が子供であったら読み取れなかった点なのかもしれない。
自分事な話は、人が頑張っているのを見ると足を引っ張るヤツって意外に身近にいるときあるよな、
という話。
そういう経験がある。
宇宙よりも遠い場所 8~10話
荒れ狂う海を渡り目的地へと向かう
そして放たれる決め台詞
私は毎回感動してしまう。トシのせいかもしれない。
でも、開放感というか、カタルシスの演出がうまいなと思っている。その中で各キャラクターの内面が掘り下げられていって、とても爽やか。
宇宙よりも遠い場所 11~13話
最初から最後まで好きだ。
テーマも自然に理解できた。
そして、
私がなぜこの話が好きなのかわかった。
部活っぽい話だからではない。
これは、アウトサイダーの物語だ。
アウトサイダーでわかりにくいなら、ロクデナシとかはみ出し者とかでもいい。
アウトサイダーが出合い、共感し、励まし、癒し、ともに歩む話なのだ。
そして、ある環境でアウトサイダーになろうと世界のどこかに仲間はいること。
仲間と共に歩む純粋性のメタファーとして、南極があるのである。
もう少し時間がたって、もう一回見よう。
なお、私が気に入っているということは、
私も自分自身をアウトサイダーと規定しているということである。
現状がどうであれ、
誰しも、美学を持つ限りアウトサイダーとなる可能性はあると思っている。
皆さんはインサイダーでしょうかアウトサイダーでしょうか?
自らの美学が生きづらさを招いたことはありませんか?
そういう人に見てほしいのです。
終わり:やってみて
出力について、要約としてはきれいにまとまっている例だと思うが、少し抽象的すぎる気はする。
要約なので仕方ないのか。
あとは、私個人としての重要な気付きは、「仲間と共に歩む純粋性のメタファーとして、南極があるのである。」というところだが、
これは意味わからん。ChatGPTも解釈不能だったのだろう。要約に反映されてはいない。
要は説明不足というところであろうが、どうしていいのかはわからない。
ちゃんとストーリーとして推敲するなら、1話目の感想「南極の鮮やかさ」という前振りを最後のここでちゃんとした説明の形で回収しないとな。
ところで、ほかの人の感想を見てみると、この物語はもう一つ大きな構造があるとの事。
縦軸は親子の絆、横軸は仲間との絆、それを包含する冒険と日常という大きな構造。それにより生まれる人間関係の再構築。なるほどな、と思った。読解において踏み込みが甘いのだろう。精進します。
基本スタンス
https://note.com/hashi196/n/n7dd11541c325