10年…
あの震災から今日で丸10年。
10年前は小学生。今でもすぐにあの時を鮮明に思い出せる。隣は家庭科室で皿の割れる音がすさまじかった。
今週8日に石巻・女川に友人と行った。
日和山公園・旧女川交番。
言葉が見つからなかった。
行く前までは震災は「経験した出来事」にしか過ぎなかった。忘れることは無く、心のどこかにはあったものの深く考えることは無かった。
しかし、今回行った事により「経験した出来事」で終わってはならないと感じた。
現地に行かないと分からないこと。感じられない事が沢山ある。
だからもっと多くの震災遺構などにに足を運ぶ必要がある。足を運んで自分たちより下の世代やこれから産まれてくる世代に伝える義務があるんだと感じた。
沿岸部の陸地が10m超の波が襲ってそこが全て海になるって想像できますか?
美しい海が脅威となって人の命を奪っていくって想像できますか?
だから、ぜひ沿岸部に足を運んで欲しい、運んで現場で様々なことを感じてほしい。
3.11に限って震災特集をするメディアは大っ嫌いだ。思い出すという意味で報道しているのかもしれない。
でも3.11が10年がそんなに特別なのか。もう一度考えて欲しい。
「3.11だから」「10年だから」特別な事をする必要はない。
その代わりに継続して何かをすることが必要。
津波の被害を受けた人々は私たちが思うより強い。
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