vol.18 糸
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縦の糸はあなた
横の糸は私
逢うべき糸に出逢えることを
人は仕合わせと呼びます
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今更ながら小説版を読みました。
いろいろと考えさせられることが多かったけど、
1番は
【なぜめぐり逢うのかを私たちは何も知らない】
っていうフレーズが好き。
出逢いなんて本当に偶然でタイミングも色々あるだろうけど、
でも必然なんだよ。必要だから出逢うんだよ。
っていうことを強く受け取った。
1人1人の人生を1本の細い糸として比喩的に表現している部分であったり、
その糸は切れたりほつれたりする儚さを持ちつつ、それでもどこかで、何かしらの形で繋がることが出来ているんだよって深さであったり、
その糸が沢山織りなしあってひとつの大きな布になる、という1人では生きていない人の人生の壮大さと尊さを表していたり、
とにかく人生の忘れちゃいがいだけど大切なことを教えてくれて、改めて気づかせてくれて、
心が暖かくなるお話でした。
自分の人生でタイムリーに置き換えて考えてみると、
楽しい時、ワクワクしてる時、充実してるなって思う時、自分幸せだなって思う時もあれば、
苦しいって思う時、辛いって感じる時、なにもかも嫌になる時、自分や他人を傷つけてしまいたくなる時もある。
日々色んな感情を抱くけど、その中でほんとに人との繋がりは大切。
必要なタイミングで必要な人に出逢う、もうこれは人生の格言みたい。
過去の出逢いも、今ある出逢いも、これから先の出逢いも
全て私という人生のドラマを作る上で大切なことなんだよね。
逢うべき糸に出逢えることを
人は仕合わせと呼びます
ってあるけどその出逢いを当たり前に思わないで、ちゃんとかみ締めて、大切にして、その気持ちを表現できる人でありたいね。
【仕合わせ=幸せ】は創るものじゃなくてそこにある、その事実にちゃんと気づいて尊ぶことだから。
こうして大切なことを教えてくれた
素敵な本に出逢えたことにも感謝だね。
ありがとう。