vol.105 手放したくないもの
やっとのことで手に入れたチケット。
あの時の苦しさや悔しさがあったからこそ得られたチケット。
絶対輝かせるんだって誓ったチケット。
だからこそ、そんな簡単に手放したくなくて
ぎゅっと握りしめていた。
そしたら気づかずうちに手の中でぼろぼろになりかけていて、
強く握れば握りしめるほど力を緩めることができなくて、緩めちゃなくなっちゃうもののような気がしてた。
でもそれは思い込み。そう思っていただけ。
自分で掴んだチケットを手放す選択をするのは怖い。怖くて不安でたまらない。
ただ自分で手放すくらいならまた必要だと思った時に取りに行ける。
誰かに取られるわけじゃない。ちゃんと自分で一度掴んだんだ。
一旦はそれを横に置いて、目で見える位置に置いておくっていう選択肢もある。
そこに気づいただけで、心がふっとした。
本当はどうするべきだか分かっていても、
得体の知れない恐怖に苛まれて、視界を遮られて決断に戸惑う。
宇宙の流れに身を任せる。力を抜いて。
考えることは大事だ。でも悩むこととは少し違う。
時に人生の中でわけわからん出来事が突然、このタイミングで?みたいな時に起こることがある。
なんで今なの?って人生を決めつけていると柔軟に選択ができなくなってしまう。
全ては経験だと思う。長い目で人生見ればこんな悩みすらちっぽけなことなんだろう。
でも悩む。考える。経験して強くなる。
全ては私のため。
何かしらの意味あることとして存在するだけ。
抗えない運命があることを学んだ日。
そして手放すの怖いなら一旦でいいから、
横にそっと置いてみればいいんじゃないってことを知った日でした。