表計算ソフトで時間計算、日数計算を行う7つのレッスン 第0回

Excelをはじめとする表計算ソフトで時間計算、日数計算をするにはちょっとしたコツがある。
それを習得するための7つのレッスン。

# 他の投稿も含め、自分用の備忘録です。
# PC用のExcel を主に想定しています。

■■ Lesson 0

まず、前提として、Excel などの表計算ソフトウェアで「日付」を表す方法の基本。
たとえば、「西暦2020年3月31日」なら、セルに、

2020/3/31

と、年・月・日を「スラッシュ」で区切って入力すると、この値は「日付」であると自動的に解釈される。
これは「セルの書式設定」(Ctrl + 1)で「表示形式」を変更することで、たとえば、

令和2年3月31日

などといった表現に変更することが可能。

補足:
Excelでは日付の入力時にも、
r2/3/31
あるいは
r2.3.31
のように入力することができる。
もちろん、平成は h、昭和は s、大正は t、明治はmで、それぞれ大文字でも可。
また、「年」を省略して 3/31 などとすると、「今年」の該当する日付であるとみなされる。

また、この値の実体はExcelの場合、1900年1月1日を「1」とし、1日ごとに「1」ずつ繰り上がる「シリアル値」(日付であれば1以上の自然数)であり、シリアル値が負の値となるそれ以前の日は(このままのかたちでは)表現できない。

たとえば、さきほどの日付を入力したセルの「表示形式」を「標準」にしてみると、43921 になる。これがシリアル値の実体である。

補足:
このように、一般的な数値のほか、入力時に「型」が自動的に解釈される値を意図的にふつうの「文字列」としたい場合は、以下のように、入力時に先頭に「'」を付ければよい。
'2014/12/5
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