ぼやっ記
ぼやっ記先日、妻を迎えに
吉川と一緒に豊橋へ向かった
交差点で待っていると
牛を乗せたトラックが右折してちかづいてくる
トラック一杯に乗った牛達
対向車線を走るトラックの荷台から
たくさんの牛達の顔が見える
運命を悟っているのか
少し哀しげな眼
この後、牛達は屠殺場にいくのだろうか
私は、そんな牛達を見ながら言った
「ドナドナだね。切ないね。」
私の発した言葉は弱く、小さい
そして
同時に発せられた、吉川の大きな声が私の声を打ち消していたのだ
吉川は、隣にトラックが通ると
大きな声で言ったのだ
「おいしそう!」と・・・
吉川よ
いくら、君でも多いだろう
そして、牛の状態で
おいしそうかい。。。