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漫画脳展の作品について解説

先日、渋谷で行われた「漫画脳展」が終了しました
主催は、ケンタソーヤング君(実際は そうヤングでもない、いい年)

以前、彼の主催で行われた同展を原宿で見て
面白いと思っていたのですが
今回、御縁があって作品展示をさせていただきました

主催のケンタ君には感謝です

そして出展者の私ですが
腰と背中を痛めてしまい、階段が上手く昇れないという状態になりまして
せっかく雪の名古屋から新幹線で東京まで行ったのに
会場に行くことが出来ずという事態。。。

ケンタ君をはじめとするスタッフの皆さんに迷惑をかけてしまい申し訳なかったです

そして展示作ですが
自分の大好きな漫画の決めセリフと、セリフにちなんだ作品を展示する漫画脳展で、私が今回こだわったのが

「わかりやすく、わかりにくく」

です
何を言っているのかわからないとは思いますので
解説を。。。

私が今回選択したセリフは週刊少年ジャンプ・鬼滅の刃から

「 私は竈門禰豆子!! 鬼に家族を殺された 」

です

なんで?と思う方も多かっただろうし
あれ?コスプレ?
とか思われた方も多かったのでは?と思います


ふふふふ。。。

そんなぁこたぁない


意味の無いことをするのが私は大嫌い


これは、前回の漫画脳展を見た時に思った自分の想いを形にしているのです


前回、私が気になったのは

これ。。。

漫画に詳しくなくて
その漫画しらなくて
初めて見る人が見たら、作品を理解できるのだろうか?
興味を持ってくれるのだろうか?

という思い

そして自分は漫画好きだし
ケンタ君の事が基本的に好きなので
だいたい、楽しい
だからこそ、他者には入りずらい身内受けの世界になりがちではないだろうか?

と思った訳です

初めて見に来た予備知識の無い人にも
なんとなく通じる「わかりやすさ」

そして、ただわかりやすいだけではなくて
元の漫画に対する最高の愛とリスペクトを作品に込める!
愛は深ければ深いほど良い

それが「わかりにくさ」

そう、こういう意味かな?それともこうかな?と思わせる部分が必要だと感じたのです

んで・・

わかりやすさは
鬼滅!そして禰豆子!!
これは、みんな知ってるでしょ?

写真はこちら



勿論、CG合成一切なしの力作!
こちらをB0サイズで額装でド~~~ン!と貼る訳です

そこで「私は竈門禰豆子!! 鬼に家族を殺された」

実にわかりやすい(ガリレオ風に読む事)

で、これで

あ~あの漫画!
あぁ~

と頭に入る訳です

しかし、今回のセリフ「私は竈門禰豆子!! 鬼に家族を殺された」

というセリフ

私は本当に残酷だと思うのです

鬼に家族を殺された禰豆子ちゃん。。。

んじゃぁ
彼女は、いま何よ?
と聞けば
彼女は  「鬼」


なんです


鬼に家族を殺された!

って言ってる本人が鬼


こりゃぁホント残酷ですよ


強盗に家族を殺された強盗って
自分から強盗になったならまだしも
強盗にさせられたままで被害者でもあり
加害者と同じ属性

残酷ですよね
意図していないとしても


まぁ ↑ の強盗に例えなくても
人間同士のですね

そう

恋愛なんかに例えたらどうでしょ?


愛し合う二人がいて
例えば男性の家族が女性を認めずに二人の恋愛が上手く行かずに壊れたとします

すると
男性から見たら、  鬼に家族を殺された=家族に愛を壊された
だと思うのですが

ですがしかし!
女性から見たらどうです?


その家族に恋人の男性も入ってるんです
被害者から見たら一緒のグループ

家族に愛を壊された=家族(彼氏も含む)に愛を壊されたなんです

鬼に殺された人たちから見たら
良い鬼も悪い鬼も鬼なんです

気づかないうちに被害者ではなく加害者なのかもしれません

そんな事をのたまいつつ
もう一枚の写真はコレ


汚れた公園で視線が定まらない河童の写真
この写真のセリフもまた

「私は竈門禰豆子!! 鬼に家族を殺された」


なんです

河童の役は、今回の主催者のケンタ君

河童を名古屋で熱演してくれました

彼の作品もセリフは一緒ですが

「私は竈門禰豆子(ケンタソーヤング)!! 鬼(怪物)に家族(愛)を殺された(壊された)」

なんです

「私はケンタソーヤング、怪物に愛を壊された」

です

だから彼は茫然自失としているのです

きっと、彼には過去にそんな辛い気持ちがあったのかもしれません
自分ではどうしようもないことで、辛い気持ちになったことがあるかもしれません

大きな声で高笑いしながら
実は心の中で大号泣していたのかもしれません


そして「怪物」の事を恨んでいるかもしれません


だが考えて欲しい
河童である彼も怪物で
見方が変われば相手から見たら同じ仲間なのかもしれない


人の恋愛ってそんな事がままあるのかなって思っています

好きだけでは守れない愛もあるでしょう
人は成長しないと守れないものもあるでしょう
哀しいけれど、それも現実(カイシデン)


でも、二つの作品を見てください

鬼に家族を殺されながら自分も鬼になってしまった禰豆子
彼女は鬼になっても鬼を憎み、人を食わず
人の為に戦い最後は人となって幸せを手に入れるのです

彼女は運命や困難に打ち勝つのです


汚い講演で、うちひしがれる河童
彼も放心状態ではありますが、上を見つめています
眼は澄んでいます

疲れから出た目の充血もフォトショで消しています

諦めていないのです


怪物と呼ばれても
きっと河童は人間になって
過去に愛を傷つけた怪物にはならず
怪物を憎み
今度は禰豆子のように運命や困難に打ち勝ち
シアワセを勝ち取るでしょう

過去の失敗が
きっと彼をより良い人生に変えてくれるものだと信じています


「私は竈門禰豆子!! 鬼に家族を殺された」


と鬼の姿で言う禰豆子が
人を誰も食わずに結局は人になって幸せになる姿が私は好きで

このセリフと写真を選ばせていただきました


昔、ポー専で落選したケンタ君が
落ち込んでいた姿を見ました

そんなケンタ君が
すぐ直後に別の写真展で素晴らしい写真を展示したのもみました

CP+に合わせたり
いろんな事を主催したり


その一度でも
自分の利益の為にやったことが無いのを知っています

全部、人の為にやっていました

それが彼です

今回の展示群
どれだけ大変だったか想像もつきません

でも人の為に頑張る

そんな彼なのです


そんな彼が今回、手にした幸せが末永く続くことを心から願っています


ケンタソーヤング君、結婚おめでとう!








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