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また友人がいい女になっていた。

去年の春、某大手企業を電撃退職。
その後1ヶ月で更にホワイトかつ高収入な企業の内定をゲット。(これまた超大手)

会話の端々に散りばめられた情報を品なく合体させた結果、年収が同年代女性平均値の倍はもらっているであろうと推測される。

友人がもちろん新しい環境で迫りくる荒波に負けず奮闘しその結果得たものは金銭面だけではなく確実に彼女のオーラに余裕として出てきていて、思わず ほう…となってしまう。すごい。かっこいい。白のリファのドライヤーを颯爽と買っている姿もかっこよかった。クレドポーのリキッドファンデを買っているのも。

わたしの友達。

まだ幼さが残る学生時代でも、顔立ちがはっきりしていて気も強くて少しだけ根が暗くて。

そんな彼女が、要らぬ垢や嫉みやコンプレックスをすっきりと脱ぎ捨てていくのを見ているのが、くやしいけど好きだ。

彼女とまたにこにこ笑って消費活動できるように、屈託なくおいしいご飯が食べられるように。健やかにいきていける自分でありますように。

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