『きく』創作日誌 Day 3:モラルは進化する
どうも。長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、エンニュイという劇団を主宰して脚本演出をしたりしています。
『きく』について
「きく」は元々、2019年5月に三鷹SCOOLで公演した演目です。去年は、それを再構築し、かながわ短編演劇アワードに参加。しかし、陽性者が出てしまい出場できず。
で、今年リベンジしようと思っていたのですが、まさかの応募締め切りのど忘れで応募さえできずに終わりました(笑)なにしてんねん!
でも、僕はきりかえがはやいので、だったら出場するはずだった期間のあたりで普通に会場を借りて公演してしまおうということに至ったわけです。
この作品は大切な作品です。そして今回、最高のメンバーがそろってくれました。台本も叩き直しています。初演とも、去年のコンクール用のやつとも違う新しい「きく」が出来上がります。
今エンニュイは良い流れの中にいると思います。この公演に全力をかけて挑みます。たくさんの方に観ていただきたいです。
どのように作っていくのか、「きく」とはなんなのかなど、公演まで毎日のように創作日誌的なものを書こうと思います。
モラルは進化する
昨日紹介した、参考資料の本の著者であるフランス・ドゥ・ヴァールさんのTEDです。面白いので是非観てみてください。
モラルは進化する。興味深い話ですね。昨今、様々な差別について議論が繰り返されています。もしかしたらモラルが進化していっているのかもしれませんね。もしくは退化かも。
そもそも人間っぽい事を動物がするのを見て面白いと思うのも共感なのかもしれません。
準備
今日は脚本を直したり、アフタートークのゲストのオファーや連絡をしたり、グッズのことを話したりと、色々動いておりました。
一つの公演で、やらなければいけないことはたくさんあります。いつも大変ですが、今はメンバーがいるので楽です。みんなで手分けをしたり、アイデアを出し合ったりしています。
グッズ
グッズを今回物販したいのですが、みなさんなにが欲しいですか? 今出ているアイデアは、
・出演者がそれぞれ描いた手描きステッカー
・公演台本
・過去の公演のDVD
・ZINE
・トートバック
・巾着袋
etc
あと、缶バッジとかもいいなとか思ってます。
エンニュイはじめて割り
エンニュイはじめて割りもやってます。エンニュイを初めてみるよという方は300円引きです。※「エンニュイはじめて割」は当日券でのご利用はできません。
他にも、U25は安く入れたりもします。
もうすぐ稽古開始
5日から稽古スタートです。今回のメンバー用に新しく生まれ変わる「きく」SCOOLの使い方も初演とは違います。
稽古で考えたことも、どんどんこのnoteにアップしていきます。
これは、初演の時の初稽古で出てきたアイデアです。これらのアイデアが使われている箇所もあります。
継ぎ足し継ぎ足しで作られてきた公演です。かなり強度は増してきています。
今回はどうなるのか楽しみです。
読んでいただきありがとうございました。
明日も、また『きく』についての創作日誌を書いていきます。
興味を少しでも持ったら、観に来てください。
きっと刺激的な体験が待っています。
明日はBARです。BARをやることになった経緯&BARの詳細は↓
ラジオ始めました。こちら第二回です。毎日22時更新です。
エンニュイperformance
『きく』公演詳細
2023年3月24日ー26日
三鷹SCOOL
〒181-0013
東京都三鷹市下連雀 3-33-6
三京ユニオンビル 5F
三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある茶色いビル5階
【脚本・演出】
長谷川優貴
【出演】
市川フー、zzzpeaker、高畑陸、二田絢乃
以上エンニュイ
浦田かもめ、オツハタ、小林駿
(50音順)
【タイムテーブル】
2023年
3月24日(金) 19:00
3月25日(土) 13:00/18:00
3月26日(日) 13:00/17:00
※受付開始・開場は開演の30分前
※上演時間約80分(予定)
【スタッフ】
ドラマトゥルク:青木省二(エンニュイ)
制作・演出助手:土肥遼馬(エンニュイ/東京軟弱野菜)・四木ひかり
映像:高畑陸
主催・制作:エンニュイ
【チケット】
<券種・料金>
劇場観劇チケット(当日精算・日時指定・全席自由)(予約・当日 別価格)
・一般 前売り¥3300 当日 ¥3500
・U-25(要年齢確認証提示) ¥2800
・エンニュイはじめて割 ¥3000
※「エンニュイはじめて割」エンニュイの公演を初めてご覧になるお客様は前売り価格より300円引きでご覧いただけます。
※「エンニュイはじめて割」は当日券でのご利用はできません。
予約ページ
【エンニュイとは?】
長谷川優貴(クレオパトラ)主宰の演劇組合/演劇をする為に集まれる場所 。
名付け親は又吉直樹(ピース) 「『アンニュイ』と『エンジョイ』を足した造語であり、 物憂げな状態も含めて楽しむようなニュアンス」
2022年11月に新メンバーを加えて、組合として再スタート
長谷川からのコメント
「文字通り、誰かの話を「きく」ことを主題とする作品です。他者が話していること、そのイメージを聞き手が完璧に共有することはできない
人間は、自己が体験したことから想像することしかできない。誰かの話を聞いている最中、私たちの思考は徐々にズレていく。言葉から連想して脱線したり、集中力が切れて別のことを考えたりするそんな、「きく」感覚をそのまま体験するような上演にしました。
僕は母親が未婚の母で母子家庭でした。親戚もいなくて唯一の家族だった母が数年前に他界しました。その時に作った作品です。亡くなったばかりの時に心配してくれた方々と話をした時にズレを感じて、話を聴く時は経験などによって想像や処理のされ方が違うのだと体感しました。別々である人間に共感を期待してはいけない。共感よりも大切なものがあるということと、他人への想像力の大切さを伝えたいです」
あらすじ
「母親が癌になった」
一人の男の語りから話は始まる。
最近、言葉が溢れていて聞き取れない感覚に陥る。
「きく」ことによってその話を「背負う」。
聞いた話の足りない情報を想像で埋める。
「きく」ことの大部分は想像。
そんな「きく」ことを体験できる公演。
2019年の初演のエンニュイ第3回本公演「きく」の感想ツイートまとめ
3月の公演へ行くか迷っている方へのご参考に!
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