新月

日記、考えたこと、読んだ本や見た映画の感想などをつらつらと書いてます。よろしくお願いします。

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最近の記事

村田沙耶香、生命式

子供のころ祖母の家でいとこと夕飯を食べていた。おかずにオカラが出た。いとこに、「なぁ、オカラってどうやって作るか知ってるか」と聞かれ自分は素直に「分からない」と答えた。 いとこが言うに「まずな、婆ちゃんがオカラの材料を一種類ずつ口の中に入れんねん。そいでくっちゃくっちゃよく噛む。婆ちゃんの口のなかで唾液と混ざって粘りけが出てくるやろ。ええ感じになったときペッと吐きだす。それがオカラやねんで。婆ちゃんはそうやって丹精こめてオカラ作りよるねんで」 絶句した。自分はそれ以来オカ

    • 初めてのライブ

      初めてバンドのライブに行ったのは16才だったと記憶している。二つ年上の音楽好きの先輩に「今度一緒にライブに行こう、どのバンドがええ?」と聞かれ、自分は照れくさそうにモジモジしながら「エレカシ」と答えた。 あいにくエレカシのチケットが取れず、イースタンユースという、名前しか聞いたことがないバンドのライブに行くことになった。 場所は神戸チキンジョージ。オールスタンディング。目の前で高揚した女の人がピョンピョン跳ねていた。とにかく音が凄い。曲と曲の合間に入るMCもすべてがカッコ

      • 人間にも鳴き声があったらなぁ。 猫はニャアと鳴き、犬はワンと吠える。 人間にも鳴き声があったらなぁと思う。

        • ライブ配信アプリについて

          最近ライブ配信アプリで気に入ったライバーさんがいて、その方の配信をよく見る。 慣れてくると気心?も知れてきて、ついついコメントが配慮を欠いたものになってしまったり、その場の流れで言わなくてもいいことを勢いで言ってしまったりする。 自分は楽しんでいるつもりでも、さて相手はどうなんだろう、違うんじゃないか。それは気をつけないといけないと思う。 あくまでネット上の人間関係だということも忘れないでいたい。 けれど、基本は楽しむものだと思う。 最低限のマナーを守る。その最低限を

          水曜どうでしょう

          ネットフリックスで水曜どうでしょうを見た。 2005年の西表島での夜釣り企画が面白かった。 懐中電灯のほんのり程度の明かりしかない、ほぼ真っ暗ななかでの夜釣り。出演者の声のみで進んでいく。とてもワクワクしながら見れました。

          水曜どうでしょう

          「書く仕事がしたい」

          佐藤友美著、「書く仕事がしたい」 本を読むことは好き。でも書くのはちょっと敷居が高い気がする。そんな自分の背中を押してくれた本です。 なかなか書けなかった自分ですが、最近は日々、ノートに色んなことが書けるようになりました。この本には引用したい素敵な言葉が沢山あるんですが…。 ライターにとどまらず、漠然と書くことに興味がある方、是非ご一読ください。

          「書く仕事がしたい」

          10分間読書

          いつ頃から実施されたのか定かではないが、朝の10分間読書というものがかつて小学校時代にあった。 先生 「さて、来週から朝の10分間読書運動というものを始めます。これはどう云うものかと言いますとですね、朝の一時間目が始まる10分から15分、教室にて皆で一斉に読書します。じつに単純ですね。読む本はどんなものでも構いません。皆さんのお家にある小説、エッセイ、短歌俳句集…等々。何でもよろしい。読む本が分からないという子は図書室の学級文庫から選ぶと良いでしょう。ただしマンガはノン。マ

          10分間読書

          本。

          彼女は頭が悪いから、姫野カオルコ。

          休み。

          本日、休み。 午後から散髪に行って、あとは部屋でYouTubeを見たりダラダラと過ごしました。読もうと思っていた本もパラパラと流し読み程度しかできず…な一日。生産的なことは何一つやっていません。明日から仕事。

          休み。

          発達障害サバイバルガイド

          借金玉さんの発達障害サバイバルガイドを読んだ。オススメです。

          発達障害サバイバルガイド

          音楽

          気持ちが沈んでるとか、気になる事があってしんどいときとか。音楽を聴くと良いです。考えないようにする、っていうのがうまくできない人のために、多分音楽って進化してきたんじゃないですかね。

          しらふで生きる

          町田康、しらふで生きる。 図書館で読み終わりました。

          しらふで生きる

          雑記

          …よく、''あのときもっと勉強していたら''というようなことを言って悩む人がいるが、人間は所詮なれるものにしかなっていない。その時点その時点で自分にとって一番大事なものを選択していった、その積み重ねが今自分の立っている場所なんだ。後悔する必要はみじんもない。むしろ不幸とは、夢中になれることから目をそらせて自分を不自然にたわめていくことの中にある。

          太宰治、斜陽を読んだ。映画「人間失格」のレビュー等。

          斜陽、読了。 こんな話だったのかと驚く。 酒、女、煙草、薬、自殺…、家族、宿る小さな命、恋と愛。。戦闘、開始。 最近古い小説を読むとその作品がいつの時代に作者が何歳のときに書かれたのか気になって必ず年譜を見る癖がついた。自分の年齢と照らしてみたり。これは10代20代のころには全く気にならなかったこと。巻末の解説もちゃんと、読む。 斜陽を書いたころ太宰治38歳、翌年39歳で玉川上水にて情死とあるから精神的にも肉体的にもボロボロに堕ちつつある時期に死にもの狂いで書いた印象があ

          太宰治、斜陽を読んだ。映画「人間失格」のレビュー等。

          手に馴染むコアラ

          手に馴染むコアラ

          中高年ひきこもり / 斎藤環

          良著。付箋貼りまくり線引きまくり。 読んでいて思い出したのが、小学生の頃ふと頭の片隅にかすめた、''学校に行くことによって人間として大切な何かが削られていくような感覚''。それは自分を含め周りのクラスメイトも同じように、学校という建物のなかで気づかない程度に、平等に消耗して弱っていくように見えた。その感覚はそれからあともしばらく続いたけど結局あれがなんだったのかは今もよく分からない。

          中高年ひきこもり / 斎藤環