チェンソーマン9巻(作画 藤本タツキ) と、チェンソーマンをまだ読んだことがない人への推薦文
(今回の記事は#ネタバレを付けていますが、9巻の内容にはほぼ触れていませんてか触れられねーよ凄すぎて!)チェンソーマン、好きですか⁉︎(もうこの入り、今回で最後にする!)俺は好きと言うにはおこがましいけれども、ファイアパンチから買っているし1巻から買い続けている程度には藤本タツキファンではあると言ったところ。
「チェンソーマン」4巻より
ともあれ、正直ついていけてるかどうかは微妙なところだ。毎度新刊が出る度に人は死ぬわ、敵は半端ないわ、マキマヤバすぎるわ、仲間も死ぬわでわけわかんね!
「邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん」1巻より
これまんまチェンソーマンに当てはまってんだよな……
という訳で最新刊ですよ、最新9巻。正直8巻の時点でこれ続いてどうなるの……?と思っていたけど、よく考えれば要所要所全部そんな感じだったわ!
「チェンソーマン」8巻より
ずっとちょうめちゃくちゃだったわ。
チェンソーマン9巻
なんかこう、意味ありげな表紙だなぁとは思ったよ。読んで「うわぁ……」とな。いやホント最悪の詰め合わせ! 考えられうる限りの最悪の展開だよコレ。
これは7巻より。ここの回収キツいわー。
9巻は何を使ってもネタバレになりそうだ……
というかもう、ホント10分ちょっとで読み終わるくらい次へ次へとなってしまったけども。しかし最悪! 後味とかクソほど悪いし、よく考えつくなこんな展開さぁ……
この漫画、俺の読んだ最悪の物語の仲間入りかも知れんな(デビルマン、漂流教室、なるたる等)。
マキマ、ヤバすぎ!
チェンソーマンすげえ
1巻より。今見るとここ泣けるな……ポチタは可愛い!
10分ちょっとで読める最悪漫画ってなんだよ! と思うけど事実だからしょうがない。今までに、少なからずジャンプでここまで最悪(ちなみにこの最悪、褒めてるからね)なもんあったっけな。
もう1巻からほとんど答えのような事は言ってるんだよね。
ということで考察みたいな事は散々されてる漫画だし、今更俺が何を言えるかってところなので、唐突だがまだチェンソーマンを読んだことのない人にこの漫画の凄いポイントを得意の他の漫画の画像貼っつけによって、教えようの回!
チェンソーマンのヤバいところその1 ハンパじゃない伏線回収
読み返して見るたびに「ここ、あれの伏線か! 」みたいなところがホントに多くてビビる。まるでスパイラル推理の絆かよ!(他にもっとわかりやすい例えなかったのか?)
「シネマこんぷれっくす」2巻より
多分、藤本先生はかなり映画好きっぽい(前作のファイアパンチからすると、そんな気がする)。
「ファイアパンチ」1巻より
俺がわかってないだけで、だいぶ色んな映画から影響を受けてる感があるのね。その辺がかなりこの伏線の回収に繋がってる気がするね!(半端なく浅くて誰でも思いつきそうなことを偉そうに言ってくスタイル!)
チェンソーマンのヤバいところその2 人が簡単に死にすぎるところ
例えばジャンプでデスノートの連載が始まった頃とか、「少年誌なのにこんな残酷な話が載るんだ!」みたいなことが話題になるじゃんよ。まぁ実際のところ、少年ジャンプは昔から人が死ぬ漫画多いんだけどそれにしてもコレは凄すぎねえ?
例えば7巻。このマネキンみたいな奴とか全員人だし。
関係ないけどこんなに人のクビ飛ぶのなんかでも見たなと思ったら、「忍者と極道」だったわ。
「忍者と極道」1巻より
あと何故か美味しんぼの、日本全県味巡り高知編の対決の物量作戦を思い出すな。
ちなみに究極側はこれで全部ではなく、41品用意していた!
下記のサイトにまとめてあったので使わせて頂きました!
チェンソーマンのヤバいところその3 マキマがヤバい!
ダントツというか、ジャンプの歴史の中でもヤバい方のキャラじゃないかな。
強いっ! と思うよりはヤバいの部類。
ぜーんぶ掌の上感あるし
カッケー登場するし
なーんか良いこと言ってくるけど
やっぱヤバい!
こんな危なくて、カッコよくて、知性があってハンパじゃない悪役(?)作った時点で勝ちよ、この漫画は。
でも多分、それなりにハッピーエンドがあるんじゃない?
ここまで最悪最悪言っておいてなんだけど、この漫画案外悪くない終わり方するんじゃねーかなと勝手に思ってるわけ。その理由は藤本先生の前作「ファイアパンチ」もなかなかに最悪(これも褒め言葉ね!)な物語ではあったけど、最後は見事という他にない着地をしたからね。
「文庫版将太の寿司 全国大会編」5巻より
大念寺さんも納得の面白さ! そして相変わらずわけわかんねぇ口してるな!
まぁあんなに人殺しまくった奴らがハッピーエンドになるのかという説もあるよね。なんてったって少年ジャンプですし、かの「デスノート」だって主人公が生き延びるのを許さなかったわけで。
「ヒナまつり」16巻より
果たして、少年ジャンプでダークヒーローが生き残るのかってのはだいぶ気になるところではある。
気になるところ
そんなこの漫画の主人公、ダークヒーローであるところのマキマ(!?)なんだけれども、一つ気になってる事がある。まぁこれを見てもらえれば一目瞭然ではあるけども。
そう、単行本が9冊も出ているのに表紙に1度も登場していないのだ。
色んな考察を読んでしまった上で考えるのなら、表紙は全部マキマの視点から見た場面だった……とかね。ここひも伏線が隠れてそうな気がするけれども、どうなのかしら。
「その「おこだわり」、俺にもくれよ‼︎」3巻より
ともあれ、今ジャンプでこんなとんでもない漫画が連載してるという時代という事も含めで楽しめるチェンソーマン、一見の価値ありでしょう!
富井副部長も絶賛かもしれない!