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将太の寿司(作画 寺沢大介)文庫版9巻を語る 俺がディスるのは美味しんぼだけじゃない!
というか料理漫画って基本的にイカれてるんですよ! とは言え「鉄鍋のジャン」くらい最初からイカれた世界観を出してくれるならともかく、
「鉄鍋のジャン」第1話からしてなんじゃこりゃ! 感があって期待を裏切らない!
まっとうな料理漫画の皮をかぶったイカれを指摘するのが俺、hasegawonderの仕事だ!
「シネマこんぷれっくす!」1巻より
という訳で、今日のイカれはこちら!
将太の寿司
俺の世代のマガジンを代表する漫画と言ったら明らかに言い過ぎな感もあるが、金田一とかはじめの一歩とかブッタク辺りと当時は並ぶ人気漫画であった多分(ジャンプ派なんでよう知らんけど…)。
大会が開催される度にどこからともなく現れる観衆。別に試食させてくれるわけでもないのに!
将太の寿司の魅力といえば、よくわからない事が多すぎることに尽きる! 物語の軸になる新人寿司コンクールのルールがまるで意味不明な大会のため、テキトーに読んでいても真面目に読んでいても頭から「?」が消えることはない!(これについてはいずれネタにするつもり)
その辺はおいといて、新人寿司コンクールの東京大会決勝戦を俺が昔何となく歯医者か床屋かで読んだ時に旨そうだと思ったのはコレ!
今となっては何故こんなもん旨そうに見えたのか、ホントに謎! そもそもマグロ哲のヒラメ料理って……清水大丈夫か?
一方の将太は寝る間を惜しんで作った煮こごりで勝負! なんか今見るとどっちもマズそう!
てか決勝なんだから寿司で勝負しろや! なんてのは無粋だぜ。奴らはなんでも勝負するから!
なかなか寿司で勝負しない
まぁ将太がクズみたいな昆布を使って優勝するんですけどね(雑なネタバレ)。
将太の決め台詞「僕の秘密は……これです!」
金田一で言うところの「じっちゃんの名にかけて!」ですよ。
己の境遇を嘆くが、それを天才的な技術を即習得し努力も惜しまない。どんな人間だよ……
柏手のヤスも絶賛!
この後に全国大会編が待ってるよ!
東京大会を制覇し、一躍鳳寿司でもツケ場(調理場)に立つ事を許された将太。
そんな一見完全無欠な将太の最大の敵、それは「凡ミス」。
初日でいきなり親方の怒りを買う
天才的なテクと工夫でなんでもこなすのが将太だが、いくら考えてもわからない様子。
原因は、先輩だけどソッコーで翔太に追い抜かれたシンコの余計なお世話でした! もしかしたら将太を失敗させるためにワザとやったかもしんないけど、奴にその頭は多分ない!
将太にはこうしたヌケが非常に多い。ハタから見てるとこれくらいすぐ気づくだろ……と思うが、天才というモノは得てしてそうなのかもしれない(本当かぁー?)。
そしてこの巻には名悪役、武藤鶴栄が登場するよ!
将太は基本的に一回見た技はすぐ覚えるし、徹夜しても次の日ピンピンしてたりと若さ全開なんだが、びっくりするくらいの星の下に生まれているのでなんともですな。てか、東京大会で戦った相手は結構他の寿司屋のエース級も多かったのに、優勝してようやくツケ場というのも鳳寿司の層の厚さか(寿司屋のエース級ってなんじゃい)。
会場一杯に響く柏手!
将太の寿司、基本イカれてるんでマジオススメです!
最後は、試食をした訳ではないのに騒ぎ立てるモブの画像でお別れです!