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【『クラフトビールフォアザギークス』全文無料公開連載第13回】先駆者たち ショーン・ フランクリン

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この連載の説明はこちら。

https://note.com/hasegawashojiro/n/n4f1c4f3bc6f3


気まぐれで完璧なカルチャークラブ

先駆者たち

ショーン・フランクリン

所在地:英国イングランド・ヨークシャー州ハローゲート
功績:英国における米国ホップの初めての本格的な使用

ショーン・フランクリンが先駆者だと言うと、彼は自虐的な笑みを浮かべて「そう思ってくれてありがとう」と言う。彼が設立した二つの重要なブルワリーは、フランスワインの研究から始まり、2011年に醸造業から引退したことで幕を閉じた。その数十年の間に、彼はいくつかの発見をして展望が開け、それがホップが前面に出たペールエールが英国で脚光を浴びる基礎となった。

以上は大げさな言い方ではない。米国産ホップの香り・味を研究していたショーンは、1980年代に入ると、米国ワシントン州のヤキマ渓谷からカスケードとチヌークの輸入を始めた。彼によれば、自分が英国で最初だという。当時、シエラネバダのケン・グロスマンのような新興クラフトブルワーは、ペールエールにカスケードを使用することを模索していたが、英国では同じようなことをする人は誰もいなかった。

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