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ペットボトルが開けられないけど、壁は登れる話
先日、ペットボトルの蓋を開けようとして
右肘を痛めた。
いや、痛めたというより普段つかわない肘の筋肉がつった。
私の握力はたったの20しかない。
一般的な成人女性の平均が25~30kgほどだと考えると、
かなり非力な部類に入る。
でも、クライミングはできる。いや、むしろ得意かも。
ペットボトルの蓋ひとつ開けられないのに、
なぜ壁は登れるのか。
これを友人に話したら
「いや、それはおかしいでしょ」
と笑われた。
でも、私の中では「そんなもんだよね」
と納得している部分がある。
■握力だけでは測れない「指力」
クライミングに必要なのは、
一般的に言う「握力」とは少し違う。
「握る」よりも「指を曲げた状態で耐える力」、
つまり「指力」が重要になってくるのだ。
握力計で測ると私は20しかないけれど、
指を閉じた状態で物を保持する力は意外とある。
例えば、クライミングのホールドには
「カチ持ち」という持ち方がある。
指を曲げてホールドをしっかり保持する方法なのだが、
これは一般的な握力計測では測れない。
むしろ、指の関節や腱をうまく使って
保持する技術のほうが重要になってくる。
逆に、ペットボトルの蓋を開ける動作は
「指を開く力」や「回す力」が求められる
これはクライミングで使う指力とはまったく別の動きだ。
だから、壁は登れるのにペットボトルは開けられない、
という現象が起こる。
■力だけじゃない、コツも大事
ペットボトルを開けるのに必要なのは、
単なる握力ではない。
蓋を回すための「手首の回旋力」や
「摩擦を利用するコツ」も大切だ。
例えば、タオルやゴム手袋を使って摩擦を増やすと、
握力がなくても開けやすくなる。
また、ペットボトルの底を軽く叩くことで、
内圧を変えて開きやすくする方法もある。
「握力がないから開かない」と思っていたけれど、
実はそれだけではなかったのだ。
■使う筋肉の違いを理解する
握力は「手のひら全体で握る力」と考えがちだが、
実際にはさまざまな要素が関わっている。
クライミングのように
「指を閉じた状態で保持する力(指力)」と、
ペットボトルを開けるときのように
「指を開いて回す力」は、
まったく異なる筋肉を使う。
だから、握力が20しかなくても、
クライミングはできる。
逆に、クライミングができても
ペットボトルは開かない。
■まとめ
結局、私がペットボトルを開けられない理由は
単なる握力の弱さではなく、
「使う力の種類が違うから」だった。
クライミングでは指を閉じた状態で
耐える力が求められるが、
ペットボトルを開けるには指を開いた状態で
回す力が必要になる。
「筋肉がないから○○できない」
という思い込みは、
意外と間違っている。
私たちは、力の種類と使い方を
もっと意識すれば、
自分の体をもっと上手に使えるようになる。
それはどんなスポーツにもいえること、
からだの使いかたを知れば、効率よく動けるようになる。
そんなことを考えながら、
今日もペットボトルに苦戦するわたし。
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長谷川利恵子
パーソナルストレッチスタジオ HASEGAWA RIEKO
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