見出し画像

雪かき

1月11日 ゾロ目の日。

庭に残った雪がレフ板となって
部屋の中を明るくしてくれる。
今のところ、太陽礼拝・呼吸法・オイルうがいの
三点セットが続いていて、ほんの数分のことでも
その後の身体の動きがラクになっている。

昨年はお店の前の雪かきをほぼやることなく
シーズンが終わったのだけれど、
今年は雪の日が多くなりそうな天気予報。
今週は寒い日がまだまだ寒い日が続きそうだ。

定休日中はお店の雪かきができなかったので、
今朝は早めに行って張り切って雪かきを始めたが、
すでに氷状になった雪かきはスコップの方が負けそうだった。
それでもしつこくガシガシと固まった雪を少しずつ崩していくと、
ザザーッと氷の塊りごと割れる瞬間があって、
まるで來間屋の生姜糖を手で割ったときのよう。
なんて想像しながら雪かきの爽快感を味わっていると、
お隣りさんから声がかかった。
「まだ朝が早いと硬くて大変だからお昼になってからの方が
いいよ~」
優しい。その言葉をしおに作業を止めて、
日中に溶けることにかけてみることにした。

今日は晴れたものの、場所によってはまだ道路にも
雪が残っていたからか、土曜日だというのに町が静まり返っている。
でも案外と晴れた冬の日の静けさは嫌いじゃない。
商売をやっていてそんなことも悠長に言って
られないのだろうけれど、暖かな店内でお茶など飲みながら
大きな窓から外の景色をぼんやりと眺めて…と、
平和だからできること。

あわてない、あわてない、ひと休み、ひと休み。

と、一休さんの心地。
喜市さんから頂いた梅もあわてずにゆっくりゆっくり
蕾が膨らんで、ようやくピンクの頭をのぞかせている。