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帰省 8月14日

窓を開けても早朝からムンッと熱風で跳ね返されるような暑さ。
昨日から千葉の実家に帰省している。
お盆は混むからと毎年時期を外していたけれど、
今年は新盆なので久しぶりにドンピシャのタイミングで
帰省することにした。
覚悟はしていたものの、三春では暑さがひと落ち着き
していたからか、思った以上に暑さが体に堪える。
台風を心配して持って来た雨傘を、晴雨兼用を装って
何食わぬ顔で最寄駅からさして帰った。
肌に刺すような陽射しの強さ。背に腹は、だ。

昨夜、迎え盆に行った墓地で、幼なじみにバッタリ。
お互い地元を離れてしまったからなかなか会うこともないまま、
30年ぶりくらいだろうか?
いまだに年賀状のやり取りはしていたお陰で、
ご主人も息子さんたちもはじめましてなのにそんな気がしなかった。
40年前の今頃は、毎日部活の練習を一緒にしていた親友。
賢くておもしろくて、人に対して公平で。
泣いたりお腹がよじれるほど笑ったり、理不尽なことに腹を立てたり。
子どもだった私が、友に対して尊敬する気持ちが沸いたのは
彼女がはじめてかもしれないな。
変わらない笑顔は幸せそうでそれが何より嬉しかった。

中日の今朝は早朝に兄と二人でお墓参りへ。
ナスとキュウリを賽の目に切って、洗ったお米と合わせてお墓に
お供えする。これは私が幼い頃から(もっと古くから)続く風習だが
どうやらカラス問題やら何やらで一旦お供えはするものの、
墓地管理の決まりで持ち帰らなければならなくなったらしい。
仕方がないのだけれど、なんとも味気ないというか、世知辛いというか。
施餓鬼も風習も次第になくなってしまうのだろうか。