雪景色
昨夜、10時頃には一旦落ち着いた雪。
それが今朝はすっぽりと辺り一面白い世界に包まれていた。
まるで先週の東川の景色と地繋ぎになっているかのよう。
止んだと思ったらまた降り始め、を繰り返し
今日は一日雪模様。
美容室の予約の日。お出かけには生憎の天気…と
運転手さま(夫)には言うべきところだろうけれど、
真っ白な木々の美しさに心を躍らせていることを
隠しきれない自分がいる。
何度見てもふぅと溜息が出てしまう光景だ。
美容室の道路を挟んだ向かいには、これから造成するためなのか、
ずいぶん前から砂利が山のように積み上げられているのだけれど、
それも今日は雪山と化していた。
このまま子どもたちが遊べるように、雪山の滑り台か何かに
なればさぞかし楽しい景色となるのになぁ。
これまで見えていたものが白い布をかけたかのように見えなくなる。
見せない収納みたいだな、なんて思ったり。
雪の白さが想像を自由にさせてくれる。
昨日の晩ごはんは夫と東京から仕事で福島に来ていた
Hさんと3人で、久しぶりに郡山駅近くの「こふく」さんへ。
やっぱりいつ行っても季節ごとの美味しさがあって、
訪れる度に感激してしまう。
昨日の一品目は「今日は冷え込んだので温まるように…」と
粕汁。これがまたとても上品な味わいで、
お料理に合わせておまかせで出して頂いた
磐城「壽」のにごりは雪景色を思わせる。
もろみ醤油に漬けた里芋の焼物と天栄村の廣戸川の
相性も抜群に美味しかったなぁと反芻。
最近は家でお酒を飲んでいないからか、その美味しさが
からだにもこころにも沁みわたる。
〆は土鍋で炊いたご飯と赤だしのお味噌汁。
昨日のご飯はおじゃこと、別で炊いた2種の大根を
蒸らすときに加えて食感の違いが楽しめるもの。
食感だけではなく、鮮やかな紅芯大根の色もきれいだったなぁと、
ここにメモ。
土地のお酒をその土地のお料理とともに味わうのは、
理屈抜きにやっぱりしっくりくるものだなぁ。
気分は雪見酒。
よく言う「いいお酒は翌日に残らない」
その通りかもしれないだなんて、のんべいの言い訳か。
今朝はすっきりした目覚め。