永井愛さんの『ザ・空気 ver.2』が上梓されました。
戯曲が出版されるのが、本当にむずかしくなったといわれます。永井さんは、劇場で必ず売り場に立って、サインを続けています。
現在上演中の「私たちは何もしらない」でも、この本ばかりではなく、永井さんの作品が置いてありました。
戯曲が活字となって、出版され、図書館に収められるのは、今のところ、現在の日本の「空気」を未来に伝えるための有効な手段だと思っています。
永井さんの『ザ・空気』シリーズの第三弾は、2021年1月東京芸術劇場のシアターイーストで上演される予定です。
『ザ・空気』について書いたエッセイを再掲します。
2017年10月13日金曜日に、発表した文章です。10月22日に行われた国会(衆議院)議員の総選挙を前にして書きました。この選挙では、自民党が多数を獲得したのは、みなさんご存知の通りです。
連日、大きな組織による不正が報じられている。商工中金、神戸製鋼、日産自動車、東芝と、まるで負の連鎖が続いているかのようだ。
それにしても、日本社会からモラリティが失われたのは、いったいいつ頃からだろう。近年明らかになった事実は、どこまでさかのぼれるのだろうか。
ここから先は
628字
¥ 100
年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。