読書前感想文を書いてみた。どうして、その本を手に取った?
「読書前感想文、読んでみたいよね」
そんな話が出たのは、青山ブックセンターで展開中の選書フェア「あたたかい椎茸おだしを飲みながら読んでほしい本」の記念トークイベント「食と本」の会場でした。
青山ブックセンター店長 山下さん
読書感想文で本を嫌いになる人も多い。
逆に読書前感想文とかどう?
書評とか読む後はあるけど、読む前のことを知りたいひといると思う。
それに、書評って、いまあまり効果ないです。新聞読まない人が多いですし。
椎茸祭 竹村さん
サウナイキタイというサイトがすごい良い。サウナレビューサイトじゃなく「サウナに行きたい!」状態で投稿するサイト。同じように「この本読みたい!」という状態で投稿するサイトがあっても良いと思います。
こんな経緯で「サウナイキタイも良いけど、ホンヨミタイも良いよね」ということで、早速、最近買った本の読書前感想文を書いてみることにしました。
読書前感想文。どうして、その本を手に取った?
1.小倉ヒラク著『日本発酵紀行』
小倉ヒラクさんを知ったのは、ヒカリエのイベント「発酵ツーリズム」。五感で体験する発酵が面白く刺激的。このことは半年前のnoteでも書きました。ヒラクさんのオリジナリティある表現、そして自分の足で、舌で鼻で調べに行くバイタリティー。この人がどんな本を書くのか?に関心が湧いて手に取りました。
2.久野遥子作『甘木唯子のツノと愛』
これは漫画です。とても面白い。
当時から、特に新作でもないのに、常に棚の目立つところに置いてあって、気になっていました。こういうこだわりが青山ブックセンター、さすが。
表紙やタッチが「少女漫画ぽいな」と買うのをためらっていました。ある日「今日は特に買うものがない…ということは」と満を持して購入。手に取ったきっかけは、あえてポップを主張させない青山ブックセンターの書棚で目立つように置かれていたことでした。
3.沢木耕太郎著『深夜特急』
この本のことは以前から知っていました。手に取るきっかけがないまま長い月日が経ちました。
こういう本は10代を過ぎると、20代では手に取るきっかけがない。
手に取ったのはコンテンツメーカーCHOCOLATEによる選書企画。30代になって、ようやく手に取るときが来たか…という感慨深さがありました。
4.赤坂憲雄著『性食考』
民俗学の本で、食と性について、様々な神話や学問を超えて語られる本。
手に取ったきっかけはタイトル。タイトルに惹かれました。
「性」「食」「考」というキーワードをくっつけただけで、かなりのパワーワード。本の紹介もなかなか穿ってます。
「食べちゃいたいほど、可愛い。」このあられもない愛の言葉は、“内なる野生”の呼び声なのか。食べる/交わる/殺すことに埋もれた不可思議な繋がりとは何なのか。
その本を手に取ったきっかけ…読書前感想文を書いてみませんか?
まだ読んでなくてもいいんです。
というか買ってなくてもいいんです。
あなたも、あなたがその一冊を手に取ろうと思った、その小さなきっかけを書いてみませんか?
#読書前感想文
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↓発案者の竹村さんも早速書かれていましたので、こちらもぜひご覧ください!
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