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まさかまさかのお稲荷様

スピリチュアルじゃねーよ、と言いつつ、バリバリじゃん!と言われてしまうネタを一つ。

世の中、ブログにゃ霊能者だのなんだのと、いろんな人の記事があふれかえっております。除霊だ浄霊だ、だの、アレするなコレするな、絶対コレしなきゃダメ、だの、正直に言ってしまえば、「うるせーな!そんながんじがらめにされたら息が詰まって死ぬわい!!!」「知ったこっちゃねえや!!」でございます。

もう亡くなってしまった親戚には、実はバリバリの霊能力者さんがいて、母がお世話になっていたので、アタシ自身も、全部が全部否定するわけじゃございませんが、世間に流布している話は9割9分差っ引いて話を聞くスタンスです。そのスタンスは今も全く変わりません。

が……

2年前の事です。諸事情あって、とある霊媒師さんのところに行くはめに……

そしたらまあ、いろいろ憑いていたそうで……一番強烈なのは山賊と言われたな、そう言えば。

なんか私、その昔、マタギやっててヒグマ狩ったりしていたらしいです。マジか。ところが、その山賊に殺されちゃったそうで。その頃から憑かれていたらしい。ウソだろ?

そんなすごく面倒くさいヤツに憑かれていたのに、何とか今までやってきたのは、この霊媒師さんのところに行く数年前に拾っていた狐のお蔭だったということが判明しまして。はいぃ?!!!!!!

霊媒師さんにすら、「珍しいですよ!」と言われたこの状況。

まあ、昔から狐憑きとかなんとか言って、憑かれたら大変とかなんとかいう言い伝えもありますな。

この霊媒師さんからは、「私も何度か戦っていますが、本当に大変なんです。この狐はとても穏やかで、『返された』と言っているのですが、心当たりはありますか?」と聞かれました。

基本的に、大きな稲荷神社の神様は憑くようなことはないそうで。

必死こいて思い出した心あたりは3か所。

1:出雲大社の近くの小さなお稲荷さん

2:赤坂氷川神社の境内に合祀されている稲荷群

3:子供の頃住んでいた地域の商店街にあった稲荷の祠(後年、祀る人がいなくなり、この頃は大きな神社に引き取られていました)

答えは3でした。

この狐、とある商店街の片隅に祀られたお稲荷さんの眷属だったのですが、祀る人が無くなって、祠が大きな神社に引き取られた時のどさくさで、神界から人間界に落っこちてしまったそうです…

途方に暮れていたところ、その引き取られた神社に遊びに行った私が、片隅に祀られたその祠を見つけ、「ここにきたのかー!前よりきれいになっててよかったねぇ」と、喜んだ。それで、「こいつ、気づいてくれたか―!」と、狐が憑いてきたのだそうです。おおっとぉ?!

この祠が商店街にいた頃は、通学路だったから知っていたし、ある日実家帰ってそこ通ったら、いなくなってたから、どうしたのかな、とは思っていたんだ……だから、打ち捨てられたわけじゃなかったのは、本当に良かったと思ったんだよ。

結局この狐は私からはがされた後、神界に返してもらって再び元の稲荷の祠で狛狐しているそうです。そうなのか……

で、何が言いたいかというと、むやみやたらと小さい祠に手を合わせたり同情したりしたらいけないんだなー、ということがわかった、ということ。

その辺は、人それぞれなのでご自由に、ですが。

自分は、大きい神社やお寺か、小さい場合はよく知っているところだけにしとこ。道端の祠とかにはやたらと手を合わせないぞー、ということで。

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