子どもに火は危ない? 焚き火との付き合い方
焚き火、キャンプファイヤーといえば野遊びの醍醐味といえるイベント。老若男女世代問わず火を囲むだけで心が和み、不思議と話しが弾んだりしますよね。
大人同様、子どもにとっても焚き火は興味深いものです。小さい子は台所のガスコンロ以外、日常において火を間近でふれる機会はほとんどなく、むしろ親に怒られるから近寄りがたい存在。
そんな普段なら絶対にできない火遊びがキャンプに行けば堂々とできるとあり、子どもたちは夢中になって火のまわりに集まります。
棒でつついてみたり、落ち葉や木の枝など入れて燃やしてみたり……。親は火傷しないかとハラハラしますが、子どもにとって「ちょっと危険な遊び」が最高に楽しいのです。
我が家の子どもたちは、1歳になる前から焚き火を間近で見てきたので、5歳の長女はもう興味が薄れている様子。それでもお願いすると慣れた手付きで焚付用の小枝を探してくべたり、火加減を見て薪を足してくれたりします。
心構えは「関大な心で見守る」
でも、いざ焚き火となると火傷しないか…と親は気が気でありません。
安全に楽しむといっても、やはり3歳までは火に近づかないようしっかりと見張る必要があります。まず、火の横には必ず大人を配置。うちの子の場合、近づかないよう上の写真のように(これはBBQしている時ですが)焚き火台を囲うBBQテーブルを置いていました。
まさに1歳の次女が火に興味津々な年頃で、火に近づけないようにするのは本当に骨が折れます。とにかく今は「火の近くはアチアチだよ〜」と根気強く伝えていくしかないですね。
ただ物心付く3歳すぎる頃になると、火は熱いもの・怪我するものと認識するようになります。事前にきちんと「火傷するから直接触ってはダメだよ、火の付いた木を人にむけないよ」とだけ伝えておいて、あとは気を配りつつも関大な心で見守りました。多少火傷しても、本人にとって火は危ないものとわからせるいい機会です。
見守り作戦が功を奏したのか、上の子は回数をかさね年齢が上がるにつれて、火の扱いが上手になりました。夫の実家で毎年年末になると餅つきをするのですが、もち米は焚き火で炊きます。その火の見張り番を長女はしっかりとこなしてくれています。
服は燃えにくい綿素材
声かけ以外で気をつけるポイントを挙げるとすれば、ずばり服選びです。焚き火するときのベストな服装は綿素材のウェアになります。
綿素材は火を通しにくく、火の粉が飛んでも服に穴があきません。逆にアウトドアウェアに多いポリエステル素材など化学繊維は小さい火の粉でもすぐに穴が空くので避けたほうがいいのです。(と言いつつうちの子もポリエステル素材着ている事のほうが多いですが)
できれば全身の覆うオーバーオールなどがおすすめ。肌の露出が少ないから火傷もしにくいうえ、身体も動かせやすい。何より小さい子が着ているとすっごく可愛いいんですよ!
焚き火はススや灰で服が汚れます。もちろん焚き火だけでなく、外行くと泥んこになるので、一着をキャンプ専用と決めたらしっかり汚れを落とさなきゃなど気を病むこともありませんしね。
火を扱えるようになれば楽しみ方はいろいろ
子ども達が焚き火を扱えるようになると、楽しみ方はいろいろ。
自分たちでサツマイモやジャガイモをホイルで巻いて焼き芋を作ってもいいし、木の枝にパン生地を巻きつけてパンを焼くのも楽しいです。マシュマロを棒に刺して炙って食べるだけでも最高。
「今日は焚き火で何を焼こうか?」と言いながら、一緒にあれこれ考えるのもまた楽しいですよね。
自分の手で「火を使って何かを作る」というのは、日常ではあまり出来ない貴重な経験です。大人が優しく見守りつつ、焚き火をさまざまな角度から楽しんでみてください!
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