十七条憲法「やわらぎをもって尊しとなす」
十七条憲法。西暦604年5月6日に、聖徳太子がみずからはじめて作りました。
(夏四月丙寅朔戊辰、皇太子親肇作憲法十七條)
そういや、、、青年会社員時代に、古参の方から叱られたことがありまして
「わをもってとうとしとなす、だよ、そんくらい知ってんだろ?聖徳太子だよ‼️職場で議論しちゃいけませんって、大昔から決まってんだよ!ここは日本のカイシャなんだよ、ガイジンさんのマネすんじゃねえよ、議論とか反論とかすんじゃねえよ、どんだけ意識高くてご立派なつもりかよ、え⁉
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十七条憲法では繰り返し「しっかり議論をしましょう」と説かれています。そのための極意が「和らぎ(やわらぎ)」なんである、てのが第一条の冒頭。
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ラスト17条めから見ますと
独断は禁止します。大事なことは、かならず多くの人と議論して、よりよいプランにしましょう
そして3条め
みんなで議論した末に決めたことは、ちゃんと守ってもらいます。えらい人も例外じゃないからね。
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で、これらの前提として1条め
議論をする際は、やわらぎ(←「わ」ではない‼️)をもって尊しとなします。
どういう意味かというと、《反対のための反対》だけはマジでやめてねってこと。
というのも、みなさん未熟なうえに、すぐ徒党や派閥を組みたがりますよね?だからいつも《敵対グループへの反対が目的化》するわけよ。
《反対のための反対》をやめて、《和らいだ議論》をしてもらえると、組織はうまくいくんだけどねえ。
(一曰、以和爲貴、無忤爲宗。人皆有黨。亦少達者。以是、或不順君父。乍違于隣里。然上和下睦、諧於論事、則事理自通。何事不成)
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ダメ押しで10条目
和らいだ議論しようって言ってんだから、他人が自分と考えが違うってだけで怒り出して議論を封殺しようとするのはダメだからね!
ダイバーシティですよ、ダイバーシティ!
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#1400年経ってもできてない
#読み方知らない人が大半
#和いだ議論ができない民族だから一条目に書かざるをえなかった
#和らいだ民なら和らぎをもって尊しとなすとわざわざ掲げない
#グローバル企業ならグローバル推進してますと標榜しない
#デジタルドリブン組織ならDXやってますなどと喧伝しない
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