人生の転機-2020-
さて、ようやく2020年に話が突入したわけで、
導入長すぎて何のためのnoteか迷走しそうだが、
ぼちぼち物語のもう一人の主人公の登場です。
当時山手線沿いのとある駅に住んでいた私だが、
普段はオフィス街のため、一人飯問題が常に切実な課題ではあった。
美味しそうなお店はたくさんあるのだが、
焼肉屋とワインが出てくる系のおしゃんは、
流石に一人で入る勇気は。
実は、このマンション、知人(男性独身・猫飼い)が下階に住んでいて、
常に彼の行きつけという駅前の大衆寿司屋に召還をされるのだが、
とある日。
見たことある人が、店内に、おる。
か、滑舌わっる!外国人の店員にオーダー伝わっとらん。
確かに大人になると、あまり周りに滑舌悪い方っていないなー。
なんでだろう。にしてもこの人滑舌悪いな。
しかし、既視感ある顔だな。
あ。マッチングアプリでずーっと車の話だけして終わったあの人だ。
話が単調で長くて、車漫談のみで会わずじまいのあの人だ。
確か同じ駅に住んでいるって言ってたな。それなのに会ったことないって(笑)
実は、運転はそこまで好きではないが、私はとても車が好きである。
そして運転が上手い男性が好きなのである。
ブレーキランプ5回点滅させるような運転の仕方をする男は、
経験上1回目のデートでさようなら100%の実績がある。
しかしな、会ってもないのに、車の話しか女性としない男は、どうだろう。
おもろいのかそれ。恋愛下手くそすぎやせんか。地雷予備軍か。
いや。待てや。
もし本当にあの"車オタ男"なら、どんだけアプリの写真下手くそなんや。
実物まあまあイケメンやないかい。それに身長180cm超えてるぞ。
おいおい。どうなってんだ。
それにしても滑舌悪いな。おまけに早口。実に致命的だ。
お気づきでしょうか。
はい。私は久しぶりにパニックに陥りました。
そして"車オタ男"が帰ろうとしたその時、
「あの〜、Kさんですか?」と勇気の一声を。
そのでかい男は、躊躇なく振り返ったのであった。
そこには、何ともつぶらな瞳をした少し髪型が変だが、
イケメンが立っていた。
そう、こんにちわ。
物語のもう一人の主人公。