いいこと思いついた
2月に行ったロシアの話とか、最近思い出したフランスでの思い出とか、書きたいことはたくさんあるけど
あまりにも怠惰だから書き出しの2-3行だけの下書きばかり溜まっていく。
何を思いついたのか早く書けよ、と思っている読者の方もいるかもしれない。いや、そもそも読者なんていないかもしれない。何れにしても、所属する国際教養学部の必修であるライティングのクラスでは、結論を先に持ってくるよう指導を受けた。しかしここはnoteである。書きたいように書かせていただく。こうして読者はさらにいなくなる。
自宅にいなきゃいけない今、ずっと"面白いこと"を募集している。でも家族に対して募集しているもんだから、参加資格があるのは自分を含めても4人。面白いことなんてない。
加えて今日は、面白いこと思いついた?と2時間おきに妹に聞いたせいで、「うざい」と一蹴され、おわなくて良い傷を負った
退屈だから、本棚を漁る。面白そうな本はない。が、薄い何かを見つけた。留学に行く前にもらったエッセイだ。
人生で初めてもらったエッセイ。タイプされた文字、上手でさらっとした文体だったけど、きっと一生懸命書いてくれたんだと思う。と思うと、泣けてくる。最近涙腺が弱い。
エッセイには「手紙を書くのが苦手」と書いてあった。文字を書くのが性に合わないとのこと。ふむふむ。確かに、あまり手書きの文字は見たことがない気がする。
そんなエッセイをいただいた私だが、手紙をもらうのが好きなのだ。ちなみに書くのも好きだ。需要と供給がまるでマッチしていない。
エッセイの筆者曰く、私は筆まめらしい。意識したことはあまりないが、言われてみればこれまで、誕生日、記念日、クリスマス、年賀状に到るまで、口実を見つけては手紙を書いてプレゼントした(≒押し付けた)ことを踏まえると、そうなのかもしれない。そして、それらに返事が帰ってきたことは、ほとんどない。
ここまで読んで、これは手紙を押し付ける私への苦言を呈するためのエッセイなのかとも思ったが、手紙を書く人の気持ちを否定する気持ちは毛頭ないと書いてあったので、胸をなでおろす。
胸をなで下ろして、ひらめいた。
今こそ、手紙を書こう。書きますとも。
どうせお互いずっと家にいるのだから相手も受け取りやすいだろうし。
丁寧に手書きで書いてしまおう。性にあわないってまた言われるかもしれないけど、それでいいのだ。
何を書こう。これは悩ましい。
もし私か相手がものすごい有名人になって、後世にその手紙が読まれる可能性もゼロではないことを考えると、あまり露骨なラブレターみたいにはしたくないな。
コロナが終わったらしたいデートとか。行きたい場所はいっぱいあるからなー。これまでとった写真とか一緒に入れようかな。新しく買った香水も、しゅしゅっとしておこう。
会いたいなー