見出し画像

映画『港に灯がともる』を観て・・・


ここのところ又通い始めることが多くなった映画館がある。
いわゆる産業映画の今時の話題の映画が上映される近くの映画館にも行くのだけれど。少し離れているところにある老舗の映画館にどうしても行きたくなるときがある。ビル内に少数定員のシアター室が3部屋ぐらい?あるのかな〜。

ここは子どもの頃にもきっと来たことがあると思う。
おとなになってから行くきっかけになったのは、一般の映画館で観るつもりで観そこなっていた作品が少し遅れて上映していたことがわかったから。あわてて行ったことがあったから。

そこには観たかった映画を観れただけでなく、上映映画の本編前の予告やそこに置いてあるフライヤーを見たとき。
普段行っている映画館では上映されないような少し前の映画だったり、東京でも一部でしか上映されないような作品があることに気がついた。私はそのずっと前から映画鑑賞が趣味の一つになっていたから、題目を見た瞬間に内容もわからないのに興味津々になることがある。

それからはネットでも題目を見て。興味が出るとその老舗のミニシアターの上映時間を調べて観に行くようになった。
いつも思い立って時間があると行く。
今までいくつもの作品を観て来た。そこの経営者が映画作品をどうやって選んでいるのか?仕組みは分からないけれど。今まで観てよかったと思う作品ばかりです。

先日、友人に誘われて作曲家の中山晋平氏の人生を描いた映画『シンペイ 歌こそすべて』を観てきた!明治生まれの中山晋平氏の少年の頃から大人になり作曲家になるまでの様子と共にその頃の時代の背景を知ることができた。私がいつも鍵盤ハーモニカで演奏して高齢者の方々と歌っている歌は晋平氏の作曲した歌が多いことにびっくり!作詞家は色々な方ですが、そこに歌いやすく覚えやすい曲をたくさんつけてくれたことがわかった。基本、作詞の作品があってそこに曲をつける方法。

その時に置いてあるフライヤーを見て、又今度この映画も観たい!と思うように。

そんなことで知った富田望生さん初主演の映画『港に灯がともる』という作品。
いつものようにあまり内容を調べずに映画館へ。
富田望生さんを初めてみたのは?もしかしたらその映画がデビューだったのかな?
当時けっこうな話題になった映画『ソロモンの偽証』!学校や生徒が出てくるストーリーだからたくさんの生徒としての出演者がいた。その中でちょっと太めの生徒役浅井松子役を。けっこう印象の強い役柄で結局は交通事故で亡くなる。その時の演技が心に残っていた。それが少し前に何かのTV出演でその作品だったか?広瀬すずさん主演の朝ドラ『なつぞら』に出ていた時のことか?記憶がさだかではないけれど。そのキャストを獲得するために体重をすごく増やした。と言われた。というその時の富田望生さんは前の時よりほっそりして可愛らしくなっていた。そうだったの!なんて役者魂!演技も心を動かされますが。そんな本気度に又見直したような気持ちに。

いつかは春馬くんもイケメンとして出ていた篠原涼子さん(広瀬すずさん)主演映画『SUNNY強い気持ち・強い愛』の渡辺直美さん演じる梅の高校生時代を富田望生さんが演じていた。役柄になりきるから安心して観ることができる役者さんになったな〜と見ていた。

いろいろな作品に出るようになったけど。映画の主演はまだだったんだ。と思いぜひぜひ観なければ!という気持ちになった。

映画『港に灯がともる』。港街があるストーリーだろうな〜。と想ったものの内容は次々にすすむ。家族の話ではあるけれど。主役であるあかりの生きていく日々を周りの人と関わりながら、少しずつ少しずつ変化していくことを見せてくれた。真正面からこうするといいよ!という答えが出るような感じではなく。
人それぞれなんだな〜。と胸に沁みるような感じがした。

映画の中である人があかりに言った言葉
「どこからが空の色だと思う?」
という問いかけはこの映画の言いたい本質のことを表しているようだな〜と私は想った。私ならどこからが空だと思うのか?
と何回も鑑賞中に思っていた!




いいなと思ったら応援しよう!