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どんどん引き込まれるドラマ『東京サラダボウル』!
少し前にはまったNHKの火曜日10時からのドラマ枠!先月までは『宙わたる教室』だった。続けてこの枠のドラマを見れているわけではないけれど。以前にもとても質のいい作品を出してくれて観ていたことは多い。
まず初回を1月7日から観てみた!派手な感じの『東京サラダボウル』という題目!テンポのいい音楽!ミドリ髪に染めた奈緒の演じるキャラクター!それがなんと刑事?
ついていけるかな〜?というはじめの感想。
奈緒演じるミドリ髪の嶋田麻里という刑事と一見無愛想な松田龍平演じる有木乃了こと「アリキーノ」と呼ばれる元刑事の通訳者を中心にストーリーがすすむ。
一話は奈緒がパクパクと食べまくるアジア系の食事のシーンが多かった。それもあまり食べたことがないような料理だった。パクパクと美味しそうに頬張る姿は逞しく、見ていて気持ちよかった!見ていくうちに、この感じがドラマのことを語っているような気持ちになった。
刑事の麻里とアジア系通訳者のアリキーノが事件を通して触れ合う時間が増えていく。麻里はアジアからきている人がトラブルに巻き込まれたり。もしかしたら巻き込まれようとしていることを、とても優しい目線で見つづける。日本人としてそんなことは見過ごすかもしれないことを見逃さない。そのために軽い気持ちで遊びに来ていた少女がとんでもない犯罪に巻き込まれようとしているときに助け出すことができた!夢に見た日本に来れたことで少し浮かれてしまっていた若い少女の人生を壊さずに助けたことはすごいと思った。それもアリキーノの通訳者がいなければできないこと。微妙な訳し方によってはニュアンスが違うこともあるから。ほんとによくわかってないと、理解し合えない場面も見せてもらった、
昨日は子どもを探すために来ていた中国人の話。在留期間も超えてしまい追い詰められていた立場。そんな人をねらった「ボランティア」と称して近づき、いい人を演じ。誘拐した赤ちゃんを預けて犯罪にまきこんでいた日本人。中国に帰れるようにしてあげる。という言葉をかけて。結果的に人身売買がからんでいて。もしそのまま日本を離れたら?その赤ちゃんも渡ろうとした2人の中国人も売られてどうなってたか?とんでもない仕事をさせられたかもしれないし。命もなくなったかもしれないし。身体自体何に利用されたかも分からない怖さ!
それを赤ちゃんを預かっていた中国人の方は何かおかしい!と思いいたり出国直前に警察に出頭してくれた。無事に、赤ちゃんは両親のもとに戻った。中国人の方は逮捕されることを分かった上で出頭。
移送される時に奈緒演じる麻里は通訳者のアリキーノを通して言葉をかけてもらった。
中国人の方の子どもも10年前に行方不明になっていた。「あなたはその子のことを思い出して出頭してくれた。生きていればいつかまた逢えることもあるかもしれないから。生き続けてくださいね」と優しい目線で伝えてもらう。それを聞いて頷く。
国は違っても言葉により助けてもらえることはある。このドラマはそんなことを教えてくれる。通訳者がいてからこそできることかと。
日本ではふだんの生活をしていては考えられないような事件。巻き込まれることもあるだろうし。その中には家族のために日本で一生懸命に働き、国に働いたお金を送るという海外の人も多くいる。近くにそんな人はたくさんいる。そんな人がお金を稼ぎ無事にいつか国に帰れればいいけれど。犯罪に巻き込まれることもあるかもしれない。
私はやはりそこからは遠いところにいるのでそんな危険な事件に触れ合うこともなく生活している。
これはドラマではあるけれど。どこかでこんな海外の人がいる。心細い気持ちを持ちながらも一生懸命働いている海外の人の近くに麻里(奈緒)のように寄り添ってくれる立場の人がいてくれるといいなと想った。刑事で。すぐ近くに通訳者がいてとても力強い助っ人としている二人をみるのがドラマの魅力にもなっている。麻里(奈緒)は事件とは関係なく日頃からアジアの方に優しく接している姿がとてもいいと思う。それがあるから心を許してくれるという流れにもなっている。
ドラマといえども。今の日本の現実を知ることもあるかもしれない「東京サラダボウル」!ぜひ多くの人に見てほしいな〜と想う!
昨日のドラマの最後にでてきた部屋を見るアリキーノと中村蒼?が気になった!