サッカーにおける認知。何を見るかに重要な注意の要素。
稀代のストライカー達はこのようにシュートについて語っている。
シュートはゴールへのパス
ジーコ
ゴールを決めることは自転車をこぐの同じだ。一度感覚を覚えたら忘れない
ロナウド
ボールを持てば私が主役だ。決定するのは私で、だから創造するのは私だ。ヘンドリック・ヨハネス・クライフ
ゴールがあるから蹴るんじゃない俺が蹴るからゴールがあるんだ。
ガブリエル・バティストゥータ
今日の試合が雨上がりのピッチならば、僕の左足で虹を描いてみせるよ。
アルバロ・アレハンドロ・レコバ・リベロ
彼らはシュートシーンのプレイバックで度々このように語る。シュートシーンでゴールやゴールキーパーは見ていないと。これはゴラッソのようなシーンのインタビューで聞かれる回答である。しかし、本当に見ていないのだろうか。逆に、ゴールキーパーとの1体1のような限定された状況ではゴールの位置、ゴールキーパーの姿勢など、ペラペラと話始めることを良く見かける。彼らはどのようにしてゴールを量産しているのか。
サッカーでは何を見るか-注意とは何か-
サッカーにおける注意の役割は誰でも知っている。何を見るかだ。本当にそれでいいのだろうか。ストライカー達はゴールを決めた後に、感覚的な話をし始めることが多い。そして、極め付けには周りは見ていない。見ていたのはボールだけだなどと訳のわからない説明をする。認知が主流となっている現代のサッカーにおいて、時代遅れの言葉ではないだろうか。
我々は、知っている。ゴールまでのドリブルのルート。途中で相手選手のスライディングが出てくる瞬間、スライディングを交わしたドリブルのシーン、そして、シュートの瞬間のインサイドに残るボールの感覚。
この一連の流れで、強く印象に残っているシーンの正体は何か。それ以外のものは見ていないのだろうか。
これを説明できるのが注意である。
今回の記事からFM Sunnyの読者限定配信が御視聴頂けます。記事だけでは伝わらないことをラジオにて配信していますので、是非記事と共にお楽しみください。
PITTOCK ROOMアドバンスコースでは
限定HP閲覧 & 限定コミュニティ参加(Slack)が可能です!
ここから先は
2,800字
/
1画像
¥ 290
最後までお読み頂き有難う御座います。記事が参考になりましたら、サポートして頂けると嬉しいです。サポートしていただいた際は、コンテンツの充実のために大切に活用させて頂きます。